インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ダブル・ジョーカー

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで確認
ジョーカーゲームは良かった ★★☆☆☆
ダブル・ジョーカーにいってしまうと、
「D機関」の構成員は、超人めいてくる。

そうすると無茶な状況下の任務でも、
彼らなら成し遂げるというプロットになり、
奇想天外なオチは、奇想天外ではなくなってしまう。

そういった意味で、今イチでした。
続続編はあるだろうか? ★★★★☆
前作の巻末に、陸軍中野学校関連の本を参照としてありましたので、前作はずっと市川雷蔵を思い浮かべながら読みました。(笑)この続編は書き下ろし以外、D機関そのものより相手側の動きが物語となっています。結城中佐の前身も少しあかされていましたね。時代考証の記述はなるべく簡素に綴っているのは正解でしょう。
「柩」は中篇にしてもよい題材です。個人的には、「仏印作戦」が好きです。諜報と詐欺をめぐるあらすじの中で、D機関がほとんど黒子のような存在ですが、それゆえ一級のスパイスリラーとなっています。エリック・アンブラーの作品と比較しても遜色ないと思います。
この続編で太平洋戦争突入となりましたが、今後書き続かれるだろうか?一フアンとして大いに気になるところです。できたら原爆が落とされるまで、D機関が暗躍することを望んでいますが。成功より失敗が多くなるでしょうが・・・。
かっこいい。それに尽きる。 ★★★☆☆
スパイ養成学校”D機関”を卒業した
人間離れした能力を持つ若きスパイ達の活躍が描かれています。

前作同様、各物語で主人公が代わり手に汗握る展開が繰り広げられます。

荒唐無稽とも言えるスパイ達の活躍はかっこいいです。
いかなる状況でも冷静沈着、知能で敵を凌駕する様は
読んでいてシビれます。

ただ、読んでいる時はワクワクするのですが、
読後に余韻は残りません。
娯楽小説としては素晴らしいと思います。
中学生くらいの時に読みたかったなぁ。
好調の第2弾 ★★★★☆
大日本帝国陸軍内に設置された、
結城中佐率いる秘密諜報組織「D機関」の暗躍を描く本作品は、
「ジョーカー・ゲーム」の続編で、
5つの短編が収められています。
前作と同様、決して表には出てこない結城中佐の
妖しい魅力が満載の各編は、前作を読んだ方もそうでない方も、
必ずや楽しむことの出来る作品に仕上がっています。

このシリーズの魅力は、スパイを主題にした小説ではありますが、
ミステリ的な興味を満足させる出来映えとなっているところです。
ミッションをどうやって成功されるのか(ハウ・ダニット)や、
誰がスパイなのか(フー・ダニット)など、
各作品それぞれ異なったミステリ的な仕掛けが詰め込まれており、
ラストにはしっかりと意外な事実が待ち受けているのです。
好調の第2弾といえるでしょう。

それでは、収録作品への簡単なコメントを記します。

【ダブル・ジョーカー】
「D機関」への対抗馬として設立された「風機関」。
あるミッションを巡って、競い合う両機関だが、
結城中佐が取った驚くべき作戦とは…。
【蝿の王】
北支前線の野戦病院を訪れた慰問団。
モスクワのスパイ、脇坂軍医は、慰問団の中に、
スパイ・ハンター「笑わぬ男」が紛れ込んでいるとの情報を得るが…。
【仏印作戦】
軍属として仏印に派遣された高林は、
暗号電文の打電を任されるが、ある夜、何者かに襲われてしまい…。
【柩】
ベルリン郊外で起きた列車事故。
事故死した一人の日本人がスパイではないかと
ヴォルフ大佐は疑うが、証拠が出てこない。
結城中佐の知られざる過去が明らかにされる一編。
【ブラックバード】
バードウォッチングが趣味の仲根は、
ロサンゼルスに住み、アメリカ人の妻を持つ。
彼の正体は「D機関」で養成されたスパイ。
ミッションを順当にこなしていく彼の前に、立ちはだかる壁とは。
エンターテイメント小説のお手本 ★★★★★
第二次大戦期の日本を舞台にしたスパイ小説。
超人的なスパイたちの活躍に心躍らされます。
とても面白かったです。
前作「ジョーカーゲーム」も本作「ダブルジョーカー」も
映画「陸軍中野学校」が発想のモデルになっているように思いました。
軽く読めるエンターテイメント小説で、日頃本を読まないような人にもお勧めです。