ギャグも画も更にパワーアップして読み応えのある巻でした。
梵天丸時代のおかっぱ幼女も大変可愛らしかったですが、男前度を確実に上げつつも、たまに覗かせる女の子な面も
魅力的(そしてやっぱり豪快)な政宗に見事に成長しています。
愛姫とラブラブでありながら心の奥底には小十郎がいる複雑さ…はなかなか表に出さないので
相変わらず進展はありませんが確実にこの二人の関係も変化しつつあるように思えました。
その他の政宗を取り巻くメンツも相変わらず強烈で皆どんどん良い感じに暴走してます。
因みに1点の減点は少しこの巻で『女武将』としての政宗の意味が今までより若干薄く感じたためです。
これが単なる伊達政宗漫画としてであれば満点。ですが飽くまでこの政宗は女の子、期待値も込めて敢えてハードルは高めに採点しました。
最もこの巻で描かれているのは伊達政宗を語るには避けて通れない小手森城の撫で斬りと人取橋での輝宗で、政宗の正体を未だに知らない人達や、
新たに出てきてたキャラ達との関わりを含めた今後の展開の布石のような巻だったのでそれも仕方ないのですが。
これからどう展開していくのかが大変楽しみです。