デビュー作を読んだ時に、インパクトと共にとても心惹かれる描き方だし印象深い表情がいいなあと感じました。
でも残念ながら青年誌で、私個人としてはジャンル的にちょっと趣味から外れていました。
でも嬉しい事に、「マギ」はツボです。

１〜２巻の流れから、ダンジョン探求中心な話で進められていくのか？と思いきや、もっと大きなメインテーマらしきものへのアプローチが更に強く押し出されてきたらしいこの巻。
描き方はさらっとしているけれど、割と肝を抑えてあってシビアだなあという印象を私は受けました。
各キャラの内面まで掘り下げる細かさと、大きな物語の流れの対比、だからどうするのか？が巧く連動しているので、読み手としても入り易いです。

今後、新キャラや舞台がどう生かされるか？が楽しみで、どうか広げすぎて破綻させないで！と思います。
応援してます！

　ダンジョンから飛ばされ、遥かかなた、草原に生きる騎馬民族の集落に落ちたアラジンは、ルフを見ることができる老婆と出会う。その大きく包む優しさに触れ、自分とは何かという問いに対する答えを見出しつつアラジンだったが、その集落には、巨大帝国の侵略の手が迫っていた。
　何も持っていないと思い込んでいたアラジンが、実はたくさんのものを持っていたのだということを気づかされることにより、彼が進むべき道を見出していく。言葉で示すだけでなく、行動によって示すことに価値がある。だからこそアラジンも、素直に受け入れることができたのだろう。

　さてその頃、もう一人のダンジョン脱出者のモルジアナは、故郷を目指すキャラバンの仲間となっていた。

エンターテイメント至上主義でなければならない少年漫画の世界で、この作品は
かなり難しいテーマを描いていると思います。それをギリギリの所で娯楽と両立させている。
この状態でどこまで走り抜けることができるのか？　応援しています。

迷宮（ダンジョン）から脱出した後、ひとり遠くの国に飛ばされてしまったアラジン。
３巻は、そんなアラジンが見知らぬ土地で「黄牙」という一族と出会い、自分の存在の意味を知っていくお話が中心です。
４巻ではやっとアリババ、モルジアナ、アラジンの３人が出会えるようなので楽しみですね。
次の巻での盛り上がりに期待しています。

やっと三巻の発売です！
本編はアラジンが草原に飛ばされてそこで黄牙一族と出会い「マギ」が何であるかを知ります。アラジン以外のマギや帝国のお姫様や魅力的な新キャラもいっぱい出てきます。そしてモルジアナが後半に出てきます。モルジアナと一緒にいたのがまさか？？？さんのでした。ここで再登場とは思いもしませんでした（笑）
おまけ漫画ではアリババの服の構造が分かりますよ！
本当におもしろくて早くも四巻が楽しみです。四巻では全員集合らしいです。全く今回出番のなかったアリババもでるようなので３ヶ月後が本当に待ち遠しいです！