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製品設計者のための製品安全の基礎知識

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 田口宏之
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本書は著者が運営するwebサイト『製品設計知識』に掲載した記事を編集し、電子書籍化したものです。(『製品設計知識』 http://seihin-sekkei.com)


<まえがきより> 
 安全な製品を作りさえすれば業績が上がるかというと、そうとは言い切れません。しかし、製品安全を軽視すれば経営危機に直結してしまうことは、近年の製品事故、リコール事例からも明らかです。
また、製品安全に対する社会の要求は高まることはあっても、低くなることはまずあり得ません。20年前と現在では、製品に求められる安全性のレベルが格段に上がっているのです。製品安全についての基礎的な知識を持つことは、すべての設計者にとって必要不可欠だと言えます。

 設計は創造的な仕事であり、リスクを取ってチャレンジしなければ、付加価値の高い製品を創ることはできません。チャレンジ精神のない設計者、企業が市場で生き残ることは難しいでしょう。製品安全に配慮することは、リスクを取らないことではありません。リスクをしっかりコントロールすることです。リスクをコントロールするためには、製品安全に関する知識を学び、必要な安全設計手法を駆使する必要があるのです。

 本書では、製品安全を実現するための基礎的な知識を、豊富な事例を使って分かりやすく解説しています。また、製品安全を含め、組織における設計の仕組みづくりに取組んできた経験を活かし、安全設計手法を実践でどのように使用すればよいかについても解説しています。本書が読者の皆様の参考になれば幸いです。


<目次>
まえがき
第1章 製品安全の基礎知識
1.1 安全とリスクの考え方
1.2 「ものは壊れる」「人は間違える」
1.3 代表的な安全設計手法
第2章 3ステップメソッド
2.1 3ステップメソッドとは
2.2 ステップ① 本質的安全設計
2.3 ステップ② 保護装置(安全装置)
2.4 ステップ③ 使用上の情報
2.5 身の回りの製品の「残留リスク」事例
第3章 リスクアセスメント
3.1 リスクアセスメントとは
3.2 リスクアセスメントの必要性
3.3 リスクアセスメントの進め方
3.3.1 ①使われ方の想定
3.3.2 ②危険源の特定
3.3.3 ③リスクの見積り/評価
3.4 実務におけるリスクアセスメント実施のポイント
3.4.1 実施ポイント① 設計プロセスの中に組み込む
3.4.2 実施ポイント② メリハリをつける
3.4.3 実施ポイント③ 設計者の意識を高く保つ取り組みを継続的に実施する
3.4.4 実施ポイント④ リスクのチェック・レビュー・承認をいつ誰が行うかを明確にする
第4章 その他の安全設計手法
4.1 フェールセーフ
4.2 フールプルーフ
4.3 セーフライフ(安全寿命設計)
4.4 フォールトトレランス
著者紹介


<著者紹介>
田口宏之

製品設計専門のコンサルタント
田口技術士事務所 所長

1976年、長崎県生まれ
長崎県立長崎北高等学校卒業
九州大学大学院総合理工学府 修士課程修了
技術士(機械部門)

大学院修了後、住宅設備メーカーのTOTOに入社。12年間の在職中、水回り製品の設計業務に従事。新商品の企画・開発、受注生産品の設計、コストダウン、未然防止・再発防止の仕組み構築、設計者育成など多岐に渡る設計業務を経験。

2015年田口技術士事務所開設。製品設計専門のコンサルタントとして、中小製造業支援、セミナー講師、執筆などを行っている。また、製品設計に関する情報を発信するwebサイト『製品設計知識』を運営。専門分野は住宅設備製品、プラスチック製品、設計における未然防止・再発防止および製品安全。