面白かったです
★★★★★
海外でブーリン姉妹を扱っている番組を見ていて興味がわき読み始めました。
大変面白かったんですが、番組ではメアリがお姉さんでアンが妹。本当はどっちなのかこんがらがってしまいました。
でも、読み物としては大変面白かったです。
歴史小説と名乗らないで
★☆☆☆☆
最新の研究では、メアリはアンの姉で、ヘンリーの子どもは産んでいません。最新の研究でなくても、メアリはフランス国王の愛人の後、フランス宮廷中の男と関係し、宮廷の秩序を乱したとして帰国させられています。
その辺りを大幅に変えてまで書くのなら、なぜブーリン姉妹を選んだのかがわかりません。
フィリッパ・グレゴリーは、歴史についても色々意見があるらしいですが、1度ここまで改ざんした以上、その後で何を言っても信用されないだけです。
英 大奥??
★★★★★
久しぶりに小説の一気読みをしました。
文章から宮廷生活を想像して、面白かったです。
13歳ぐらいから王妃様の侍女として仕え、王様の目にとまるように生活し、
権力の風を読み、右に左に流れながら家を守り生き残る…
どの国も同じような話があり、事実がある。
華やかで、はかなくて、切ないですね。
当時の5歳くらいの王女様の肖像画は、見合い写真として使われたとか…
必死に生きていたことを想い描きながら、読みました。
フィリッパグレゴリーの他にも、この時代の関連小説はかなり書かれているので
是非、他のも読んでみたいです。
DVDで映画も見なくては!!!
イギリスの歴史、恐るべし
★★★★★
映画化を知って購入。
フランスの歴史ものは出回っているように思うが、イギリスものを読むのは初めて。多少、週刊誌的な内容ではあるが、読みやすく、引き込まれた。
過激な現実に驚きながら、女性の気持ちがストレートに現わされていて、意外に納得してしまう。もちろん想像で描かれている人間像ではあるのだろうが、おもしろかった。
読み終えてからDVDを見たことで、内容も分かりやすかった。(登場人物も煩雑なので、映像で伝えるのは大変な作業だと実感)
さらにはまって、エリザベス時代の書籍も購入。映画も見なくちゃ(^_^)v
ここ数年読んだ本の中で1位かも*
★★★★★
あらすじは他の方がすでに書いていると思うので飛ばします=)
面白かった〜!!
一人ハイボルテージでエキサイト、一気読みでした。
冒頭ギロチン処刑シーンの2ページ目には物語に入ってました。
女のプライド、嫉妬、野心・・ここまでやるかって程のドロドロ宮廷劇だけれど、
根底にあるのはアンとメアリーの愛憎が相反する複雑な女の心理。
それから、居場所など無い場所で必死に居場所を探し続けるもの悲しさ。
冒頭の姉妹14,5歳時にはすでに骨の髄まで女で、
姉妹を出し抜いた喜びや自分の容姿で脚光を浴びるとクスッとほくそえむような嫌らしさを持っているところが怖くもあり引き込まれました。
単に正義と悪ではなく、そういう人間の嫌らしさや愚かさをよお〜く分かっている作者で、またそうした心理の表現が無駄無く巧みだなあと感心しました。
読み終えた後も物悲しさ、切なさが残る深みのある大河ドラマでした。
映画ではそうした「そこが面白いのに」って部分が見事に抜け落ちていたので
是非読んで欲しいです。
個人的に映画は全く別の物語になっていると思いました。浅い。
メアリーと姉妹の母親がただのいい人になっちゃってるし・・。