レッスンの実践で利用できればと思い購入しましたが、ちょっと期待はずれでした。
省いても良いかなと思われる文章が目立つことと、
実際のケーススタディーが少ないため、
もう少し具体例を数多くあげていただけると
本当の意味でレッスンの実践で使えたのではと思います。

＜その他＞
文字が大きく見やすいのですが、その分内容が少ないように感じます。
２冊とも購入しましたが1冊にまとめても、十分な内容量ではと思います。

ただし、このような視点から書かれた著書は少ないので、
技術から離れ、別の角度から指導法を考えるきっかけには良いと思います。

子供がピアノを習っていましたが、それが日常生活の慌しさにまぎれてしまい、「とにかく与えられた目の前の曲をこなしていく」のが精一杯。「一応この曲は出来たから次へ行く」、というパターンでした。

でも音楽を習うには本当は素敵な夢があったはずなのです。その「大きな目標」を気づかせ、それを具体的にどうしたら実現できるのかを説明しているのが本書です。そこにコーチングの枠組みを取り入れ、実践的ですぐ使えるツールが盛りだくさんです。

音楽を習うものの夢をサポートする人に是非読んでもらいたい本です。

「コーチングを知っている」→「使える！」の距離を、一気に縮めてくれる本。
　内容で特に印象に残った項目は、
・流れを意識する「コーチングフロー」……部分的にスキルをピックアップして使うのもいいが、大きな流れを意識することにより、細かいスキルが活きてくる。
・4つのバランスチェック……なんとなく、エネルギー漏れを感じていた今日この頃。チェックシートで改善点が一目瞭然。「先生のための質問力チェックシート」「生徒の状態チェックシート」「満足度アンケート」なども、すぐに活用できそうだ。
　内容がいっぱい詰まっているのに、とても分かりやすい。コーチングに関して、どこから手をつけていいのかわからない、という状態を、少しずつ解かしてくれる一冊。