プログレッシブ・ロックには派手な演出がつきものというイメージがあるが、ピーター・ガブリエルの奇抜なファッションもその通りだ。そのため、プログレッシブ・ロックのイメージは定着してしまっている。ドリーム・シアターの『Metropolis Pt 2: Scenes from a Memory 』は新しいディレクション方法による、プログレッシブ・ロックのコンセプトアルバムだ。解説によるとこのアルバムは『Act One』と『Act Two』に分かれているが、それぞれの曲には個性が生きており、メンバーは自身を「オーケストラ」だとしている。これは言い過ぎに聞こえるかもしれないが、しかし彼らは独自のべヴィメタル・スタイルをプログレッシブ・ロックに取り入れるという個性を生かし、(それだけで)これを実現した。にぎやかでメタリカよりもはげしいリズムに乗せて、死や愛について歌っているのだ。
ファンも彼ら自身も、これまでで最高のアルバムは1992年の『Images and Words』だと考えていたので、 そこに収録されていた『Metropolis, Part 1』のような曲をここでも目指すことにした。卓越した音楽性はここでも十分に発揮され、ファンも満足の作品ができあがった。ジェイムズ・ラブリエは、心から楽しんでその「役割」を全うしている。ケヴィン・ムーア脱退後の新しいキーボード奏者は十分にその穴を埋めており、スタジオでの制作も個々のプレイヤーとプレイを十分に生かしている。ドリームシアターはとうとうその音楽を確立させたのである。Mark Walker
リマスターで格段に音がよくなってます
★★★★★
SHM-CDについてはどうでも良いですが、リマスターで格段に音が良くなってます!
初期の名盤を改めて聴きなおすきっかけになりました。
改めて良い音で聴くと気付かなかった魅力を再発見できます。
コンセプチュアルな名盤
★★★★★
ドリーム・シアターの5th。1999作
4th「Falling Into Infinity 」において、いくぶんの模索段階にあったバンドが再び世に放った強力作。
「IMAGES AND WORDS」収録の“METROPOLIS”のストーリーを膨らませた、壮大なコンセプト作をここに完成させた。
新たに超絶鍵盤奏者、ジョーダン・ルーデスを迎え、最強ともいうべき演奏陣による隙のないアンサンブルで、
ときに効果音や語りなどを織りまぜながら、場面ごとに映像とシンクロするかのように楽曲を連ねてゆく。
この映画的手法こそ、まさに彼らのプログレッブな感性とセンスの集大成というべきものだ。
PINK FLOYDの「The Wall」を思わせる内的な叙情と、広がりのあるスケール感、
ストーリーの流れにそった劇的なサウンドがじわじわと蓄積し、ラストでの感動へとつながってゆく。
鉄壁のリズム隊に乗るペトルーシのギターワークと、ルーデスの巧みなシンセが重厚に重なり、
部分ごとの濃密さもさることながら、楽曲の緩急の付けかたと、コンセプト作としての強固なビジョンが素晴らしい。
知的プログレッシブメタルの新たな歴史を刻んだドラマティックな傑作だ。本作を完全再現したライブDVDも必見。
後半が眠い
★★★☆☆
前半のドキドキする展開に『こりゃ大名盤だ』なんて思うけど、後半になって緊張感の無い長ったらしい曲が続き、終いには消してしまいたくなる。70分まで延ばすことは無いし、無理に大曲にする必要も無いです。そこがガッカリ。
重要なこと!
★☆☆☆☆
ここでは、今回のSHM-CDシリーズの音質についてレビューします。
率直な感想は、「買い替えの価値皆無」です。
全くといって良い程、明確な音質向上を感じられません。
多くの方がご存知の通り、SHM-CDの能力は、ハイランクの音響設備ありきのもので、むしろ明確な音質向上を感じられる点ではリマスタの方が期待出来るのが実状だと思います。
そのリマスタの効果ですが、情けない程ロウクオリティです。
リマスタは必ずしも「最新」のものがベストとは限らないことをこれ程強く感じたのは初めてです。
SHM-CD+リマスタという要素がありながら2300円という安さの理由はこの辺では?
現時点でのベストプロダクションは07年のベストアルバムでしょう。
期待以上の音質向上を既に評価されていますが、改めて当時のリマスタ(仕事)ぶりに感動させられます。因みに、イメージスとシステマティックだけは少なからずの音質向上は感じられるかもしれません…が、今開発中の新しいCDバージョンでの再発が高い確率で数年後にあるでしょうから、今買い替えの必要があるかよく考えたほうが良いと思います。
説明しなきゃわからない人には説明したってわからない
★★★★★
高評価の理由がわからない人がとてもかわいそうです。