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遠ざかる風景

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサルJ
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小椋佳が一番輝いていた時代の伝説のライヴ ★★★★★
1976年にNHKで放送されたライヴ番組はリアルタイムで観ていましたし、2枚組のLPも持っていましたが、廉価なCD1枚として発売されていたので懐かしさにかられて購入しました。小椋佳の代表曲の数々を臨場感たっぷりに聴くことができますし、これらの曲を聴くとその時代の様々な思い出が走馬灯のように蘇ってきます。

1970年代半ば、フォークからニューミュージックへとサウンドが進化し変化する中で、銀行員という本業を持ちながら時代の兆児へと踊り出た小椋佳はその奏でる音楽とともに話題性を持つアーティストでした。

このライヴが収録される少し前に発売された『彷徨』や『夢追い人』のアルバムは、オリコンチャートで同時期に11週連続して3位以内に入り、この記録は現在に至るまで誰にも破られていません。それほど多くの人に愛されたのです。

一般的には布施明の「シクラメンのかほり」が有名でしょうが、8曲目に歌われる「思い込み」が一番好きです。ソフトで暖かく落ち着いたヴォーカルに、星勝のどこか懐かしい上品なメロディとハーモニーが花を添えます。詩人小椋佳の才能の素晴らしさをいたるところに感じる言葉に満ち溢れています。

そしてラストの「さらば青春」の伸びやかな歌唱と爽やかな歌詞は、「永遠の青春ソング」の代表曲と言えましょう。まさしく彼の原点とも言うべき曲です。

あれから30年以上経ちました。その間、銀行の退職、学業の復活、病気を経ながらも、ミュージカルや他の歌手への楽曲提供というものまで含めて音楽シーンを引っ張ってきました。素晴らしい功績だと思います。
瑞々しい感性 ★★★★★
幼い頃、小椋佳ファンの両親がカーステレオでいつも流していたカセットが、「遠ざかる風景」でした。
ある日、CD店でふと見つけ、買ってしまいました。
今聴いても、全く古さを感じさせません。
当時の小椋佳の瑞々しい感性が光ってます。
「シクラメンのかほり」は、布施明バージョンとはメロディが一箇所違うのですが、断然こちらの方が切なくて好きです。

彼の音楽をいわゆる「70年代フォーク」という範疇に入れるのは間違いでしょう。
名曲揃いだし、村上ポンタ秀一を始めバックも豪華で、完成度高し。これほど魅力的なライブアルバムは滅多にないと思います。