熱狂する「神の国」アメリカ 大統領とキリスト教 (文春新書)
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宗教票がアメリカ大統領選挙を左右する!
歴代の大統領が選出されたとき、宗教票がどのような影響を及ぼしたのか。就任後、そのキリスト教信仰が政治や外交にどう反映したか。ヨーロッパよりも信仰心のあついアメリカ。その大統領選挙を宗教の視点から考える。
2016年大統領選挙の候補者をみると、トランプはプロテスタントの長老派だが福音派にも接近。ヒラリーはプロテスタントのメソジスト派。両者の信仰が選挙へどんな影響を与えているのかを検証する。
・おもな目次
●第一章 アメリカの宗教地図
・・・プロテスタントの主流派と福音派/反知性主義と福音派の相性/バイブル・ベルトからサンベルトへ など
●第二章 カトリックの苦悩
・・・英首相にカトリック出身者はいない/アメリカのカトリック差別の起源/禁酒法とカトリックの関係 など
●第三章 米国カトリックの内紛
・・・マイノリティから体制内へ/カトリックの主張がプロテスタントに乗っ取られる/コロンブス騎士団とは など
●第四章 ピューリタンから福音派へ
・・・福音派への誤解/南部福音派と共和党の共闘 など
●第五章 一九八〇年、レーガン選挙委員会
・・・レーガン+ブッシュ・シニア選挙委員会/テレビ伝道師の活躍/外交政策での汚点 など
●第六章 キリスト教シオニスト
・・・アメリカに渡ったキリスト教シオニズム/プロテスタント保守派との親和性 など
●第七章 ブッシュ大統領とキリスト教右派、その後
・・・南部バプティスト連盟の底力/オバマ大統領のキリスト教信仰/トランプは宗教右派を取り込めるか など
●第八章 福音派メガチャーチ体験
・・・礼拝堂はロック・コンサート・ホール/原理主義こそ敵 など