アルギン酸とは、海藻から出るネバネバ成分に多く含まれている食物繊維の一種です。
一般的に、あまり聞かない名称かもしれませんが、食品・化粧品・医薬品や染色などあらゆる場面で使われているものであり、主には増粘剤として食品に加えられています。
パンに加えるとよく膨らんだ弾力のある食感に、麺に加えると食感ももちろん、ほぐれやすい質に。そしてビールなどの泡の質を良くしたりと、様々な使い方があります。

上記は食品添加物としての使い方で、その他ではサプリメントとして、不足しがちな食物繊維を補う目的で飲用されることもあります。

【海藻由来の食物繊維】と聞くと、寒天を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうが、寒天とアルギン酸の大きな違いとしては、「アルギン酸は温かい液体に入れても固まる」ところ。
寒天は熱を加えた後冷やすと固まりますが、アルギン酸は温かいお茶などでもとろみが付くので、嚥下し難いお年寄りのお飲み物・汁物に添加しても良し。※とろみを付ける程度にしてください。

近頃流行っている「アルギン酸とカルシウムでスライム作り」も、このアルギン酸を使用します。

・お召し上がり方
1日2、3ｇを目安にお試しください。
それで様子を見ていただき、お客様のお身体に合わせて少しずつ量を増減してください。
食物繊維の含有量としてはそれほど高くありませんが、お腹が弱い方は特に摂取量にはお気を付け下さい。