栗本薫・中島梓傑作電子全集5 [新・魔界水滸伝]
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新シリーズの舞台は宇宙――そこでは科学と機械が支配する第一帝国と、超能力を操る第二帝国が「千年戦争」を繰り広げていた!
クトゥルーの神々による地球侵略と、地球古来の神々との戦い、そして神々の圧倒的な力の前に滅びゆく人類の危難を描いた著者の代表作、『魔界水滸伝』。その5千年後の宇宙を舞台に描かれる第三部「銀河聖戦編」では、科学と機械が支配する第一帝国と、超能力を武器に第一帝国に抵抗する第二帝国が繰り広げる「千年戦争」の時代の物語。
突如としてブラック・ホールが出現し、また忽然と消えた謎の宙域「クランベル・ポイント」と、そこから発生した108の彗星雨。次々に起きる非科学的な現象に、第一帝国の王子セイ・グランヴァルドは密かに調査開始を指示した。ちょうどそのころ、宇宙服などの装備をいっさいつけず生身のまま宇宙空間に漂っていたところを第一帝国に救助された禍津神・安西雄介は、彼の参謀・加賀四郎とともに是非なく千年戦争に巻き込まれてゆく――。著者の死去により未完に終わった、壮大なスケールで描かれるスペース・オペラ!
付録として、鏡明氏、野田昌宏氏とともにスペース・オペラの魅力を語り尽くした座談会「ビバ! スペース・オペラ」、著者による少女マンガとSFを論じたエッセイ2篇や、「クトゥルー神話」の暗い魅力を語ったインタビュー、さらに、自称「あとがき作家」の面目躍如といえる『魔界水滸伝』のあとがきを一挙収録。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!