栗本薫・中島梓傑作電子全集7 [朝日のあたる家]
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『真夜中の天使』、『翼あるもの』は序章だった! 時を越えて真実の愛に向き合う、宿命のふたり……今西良&森田透!
ナルシスのような妖しい美貌と甘い声をもつ天性のスター・今西良と、彼に敗れて芸能界から去った森田透。
スターの座から転落したばかりか、恋人・巽竜二を良に奪われ、殺されて、身も心もどん底に沈んだ透を支えたのは、良への憎しみと巽への追慕の念だけ……のはずだった。しかし、7年後の巽の命日に、彼の墓の前で思いがけぬ再会を果たしたその日から、ふたりの運命の歯車が大きく回り出す! 愛に飢え、傷つき、怯えながらもそれを求め続けたふたりの、気高き魂の再生が今、はじまる……。
少年愛小説(いわゆるBL)の分野においても先駆けであった栗本薫が、自身の作品『真夜中の天使』、『翼あるもの』の主人公ふたりのその後を、17年がかりで描いた意欲作で、「東京サーガ」と呼ばれて熱烈なファンの多い作品を1巻に収録。
付録として、現在閉鎖されている自身のウェブサイトに書き下ろした「『朝日のあたる家』第5巻発売&シリーズ完結記念特別エッセイ!」、愛とセックスを掘り下げたエッセイ3本と、フランス文学者で評論家の北岡晴一氏との対談「セクシーとは?」のほか、『朝日のあたる家』自筆原稿、創作ノートなど、見どころが満載!
また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学卒業までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開する。