おそらく、もっとどろどろとした壮絶な事があっただろうに、できるだけ冷静に書こうとしている気持ちが伝わってきました。 親と友好的に過ごした人にはわからないだろうけど、 どんなに年をとっても、自分でも気付かず、子供として、ただ褒めてほしいと切望している。 存在を肯定してくれれば、それだけで、すべてを許せる ということがあるのです。 良い出会いに恵まれたなら、それで未来が開けていくものなのだなあと、読んでいてしみじみ感じました。