あまり片意地張らず
リラックスした気持ちで読める
素敵な御本でした。

ゲイライフに縁のある人もそうでない人も
ゴチャゴチャしたこのご時世に
シンプルに何かを感じる事が出来
読み終わって何か後押しされたような
色々と考えさせてくれるものでした。

著者のサービス精神には
とにもかくにも圧巻でした。

amazonで予約注文し、届いたその日に読み終えて、
その日は枕に顔をうずめて泣いた。

めちゃめちゃ面白いんですよ。
ほんと笑えるんですよ。

でも、涙もぼろぼろこぼれて止まんなくって。
なんでなんでしょうね。

みんなに読んで欲しい。

ちなみに、いわゆるブログ本ではあるんですが、全編描き直しで、書籍版にしかないコンテンツがどっさりです。めちゃめちゃ手間かかってます。すごいです。


"いままで　ゲイのことを　ノンケにわかってもらおうとばかり　してきたけど　僕は　ノンケのことを　ちゃんと　わかろうとしたことって　あっただろうか (P119) ”

遂に！！！あの面白ブログが「本」になったぁーーー！的な感じで、ブログ愛読者には間違いなく嬉しい本。
本用の話も多くて、ブログとはまた違った楽しめる話も入ってて、嬉しいぐらいの話のボリューム感♪
読み応えタップリです。ゲイ世界を垣間見たい人も、普通に面白漫画を読みたい人にもオススメです♪♪

もともと　うたぐわさんの存在は　All Aboutなどで知っていたんですが
これを読むと　ホント　近くにいたら　毎日が楽しくなるだろうな　という
印象をたくさん受けます。
ゲイ社会に偏見を持たれたり　理解されないこともたくさんある中で
自分の存在を明らかにして　自分らしく生きるうたぐわさんには
立場は違っても　尊敬できると思います。

読み物として　全然重くないし　つれちゃんとのほんわかシーンもたくさんですので是非たくさんの人に読んで戴きたいです。

毎日更新されるブログはいつも楽しませてくれます。
書籍は、ブログ未公開の書き下ろしもあり、パラパラ絵も可愛らしいです。

著者も周りの人々の個性もとても面白く、やりとりが絶妙で思わず吹き出すことばかり。
かと思えば、人生や人との関わり合いなどを深く考えさせられたりします。
ゲイであることに苦悩した時期を乗り越えてきた著者だからこそ、
人間味があり、温かさが現れるのだろうと思います。

元気な時でも、心が疲れている時でも、読んだらパワーが貰える作品です。
大好きです。