バウンディッシュ拳!
★★☆☆☆
ビットジェネレーションシリーズ中どころか、全GBAタイトルの中でもかなり微妙な一本。
ビデオゲームの原点を見つめ直すコンセプトを忠実すぎるまでに実践してしまいましたという感じです。
まぁ、見所はないわけじゃないです。特にオートデモは。
無機質なキャラクターがおよそ人間味のない動きでボールを跳ね返しあっている画面をぼーっと見ていると
寂れたゲーセンにぽつんと一人、ゲームはやりたいけれどお金がなくだまってデモを眺めていた少年時代を
思い出せます。ただし30代後半以上限定・・・なんていうお話はさておき。
一人プレイでは購入を後悔するほどのしょっぱさですが、対戦はイイですね。通信ケーブルに対応していない、
ゲームボーイプレイヤーでも単体で対戦できないという仕様が理解不能な点以外はとてもイイです。
面倒なルールを説明する必要もなく、負けたくないという本能でプレイでき、細かいテクニックはそれから
いくつかおぼえるだけでいいのがすばらしいと思います。今時の対戦ツールは「せつめい」「れんしゅう」の
時間は必須といってよく、よほどのことがないと友達がくいついてさえくれないことが多いというのに
これは始めた瞬間からほぼイーブンの状態でスタートです。同じビットジェネレーションシリーズの
「bit Generations [ビットジェネレーションズ] DIGIDRIVE(デジドライブ)」の対戦とどちらがわかりやすいか
なんて、考えるまでもないでしょう。(デジドライブがつまらないわけではありません。デジドライブの魅力は
デジドライブのレビューに書きます)
ここで最高に盛り上がる遊び方をひとつ。
バウンディッシュ拳。みんなが集まったら、その中から二人を選び、このゲームで対戦。負けた方は一枚服を
脱ぐ。これだけです。できればゲームボーイプレイヤー使用でギャラリーにも過程が見えるように。
見ている誰もが理解できるシンプルさゆえに、これは盛り上がります。
人vs人でないと楽しめない
★★☆☆☆
「GAME」の原点を目指したビットジェネレーションシリーズ。今作はホッケーゲームです。
全部で5種類の様々なモードでホッケーが楽しめ、どれもホッケー好きな私としては楽しめるんですが……2〜3回ずつ遊ぶともう飽きます。
その原因はCPUの強さが変えられません。そんなに強いわけではないので、勝てるようになってしまったらもう面白くもなんともなくなります。
人vs人で2人対戦は可能なんですが、もちろんゲームボーイアドバンス(またはSP・ミクロ)でないと対戦できません。しかもここ重要ですが、ワイヤレス通信にしか対応できません。ケーブルでは通信できないようになっています。とてもじゃないですが、敷居が高く感じられます。
ホッケーゲームなので、人vs人で遊んで初めて心理戦という面で面白くなれるので、CPU戦はすぐつまらなくなります。しかし対戦するにはワイヤレスアダプタが必要だったりと決して気軽に出来るものではありません。対人戦が出来てなんぼのゲームなので、そこらへん、もう少し考えて欲しかったですね。あえてDSで発売するとか。
※追記
CPUの強さは変えられるみたいです。また、ポイント制をタイム制に変えることもできるみたいです。誤文失礼しました。
ただ、それでもやっぱり飽きがきやすい…。