ここしばらく中だるみ感がありましたが、
この巻では綾那の過去が明らかになり、
炎雪＋瞑子組との対戦を軸に盛り上がりを見せます。
後は、はやての父と双子の姉ナギ、
紗枝の婚約者が登場。
父に関してはあまり語られていないけど、
なんかおかしくない？（ｗ

おまけの「バカと散歩」は、
浅倉みずちと貴水蒼で犬の散歩をする話し。
犬に「姐さん」と慕われるみずちは犬大好きみたい。

電撃来のファンとしては待ちに待った一冊。

前半は
・登場キャラクタ達のほのぼのとした日常
・主人公コンビの修行シーン

後半は
・綾那の過去の一端が明らかになる
・因縁の相手との決闘開始
・はやての双子の妹が正式に登場

と大きく物語が動く前の準備段階といった感がある巻。

しかし、準備段階といっても全然面白さは落ちません！
特に修行のシーンなんかは、物語を進めていく上で避けては通れない一方で、物語的にどうしても退屈になりがちな所ですが、
それをまったく退屈させること無く、最後まで読ませきってくれるパワーとキャラクタの魅力は特筆もの！！


この作品の何が凄いって、女の子しか出てないのに女の子一人一人がしっかりと書き分けられている点。
キャラクタ造形もさることながら、キャラクタの性格作りが抜群に上手い。
全巻通じて読んでいる人でしたら、巻頭のキャラクタ表を見れば、それぞれのキャラクタがどんな性格でどんな特徴あるかが思い浮かぶと思います。
（例えば同じ「お馬鹿」で括られそうな、「はやて」と「桃香」だってまるっきり違うキャラクタだと認識できるはず）

これは、キャラクタが最近良くある「○○属性だからこの子はこういう風に動く」といった機械的な動かされ方をされているのではなく、
「○○（キャラクタ名）だからこういう風に動く」という魂ありきで動いているからそう感じられるのかなぁ……と思っています。

そんな素敵女子たちの絆をときめきながら見るもよし、
お気に入りの女の子見つけてその子を重点的に見てみるもよし、
チャンバラ活劇ものとして燃えながら見るもよし、
どんな見方をしても楽しい、万人にお勧めできる漫画だと思っています。


凡百のギャルゲーキャラクタたちが裸足で逃げ出す、熱い乙女たちの魂のぶつかり合……しかと見よ！！

新装版から入ったにわかファンですがとにかく楽しい…毎月2冊ずつ出る新装版を発売日に即購入し続けて早4ヶ月毎巻毎巻笑わせていただいてます今巻から炎雪戦がスタートしています珍しくギャグをおさえぎみのガチバトルです次巻を楽しみに待ってます