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#9(ナンバーナイン) (宝島社文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 宝島社
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スッと入り込めた ★★★★★
素直に読めました。これで終わるわけでは、ない・・・シンデラストーリーを読んでるわけでは、ない・・・暗がりの廊下をつったて歩いて来る人が彼だとわかっていても読んでいて涙する、変わらぬ爽やかな声に、手の温もりに、優しさに、哀に、涙する。誰でも一度は、こんな人に回り逢いたいと、思っているのでは・・・時がたったら、また読んでみたい物語だと思います。愛する事に理屈は、いらない。#9は、教えてくれます愛は、無償のものだと。
現実味はないのですがよかったです! ★★★★☆
小説なんで、こんなうまいことあるかいなって感じですが、でも女性はやっぱりロマンを求めるもの。真紅が愛だけを求めなかったのも、今の時代の女性に合っていて、よかったと思います。上海も行ってみたいなあ。そんな気にさせられました。
現代上海のアート界を舞台とした、成長譚/恋愛小説 ★★★☆☆
現代上海のアート界を舞台とした、成長譚/恋愛小説。
「ぱっとしない私には、実は〜な才能が隠れていて
素敵な男性にその才能が開花され・・・」という
少女マンガもびっくりなストーリー。

注目すべきは筆者の属するアート界の描写。
知る人だけが知っている業界の風景は
華やかな世界だけに興味深い。
魔都のファンタジー ★★★★★
ファンタジーである。

しかしそれは、
緻密なリアリズムに載せて語られる
ファンタジーである。

国際的な美術業界の圧倒的なディテール。
某有名デベロッパーの生々しい裏側。
今の上海の空気感。
そして今の中国の人々が持つ「あの視線の感じ」。

世界を駆け巡る現役キュレーターであり、
かの有名美術館を立ち上げたプロであった作者ならではの、
専業小説家が少々がんばって取材した程度では
到底たどり着くことのできないリアリズム。
そこにまるで「大人のための少々辛口なディズニー」とでも言うべき
ファンタジーが乗っかる心地よさ。

ディズニーファンには怒られるだろうが、
ディズニーランドが退屈なのは、
そこがただのファンタジーでしか過ぎないからだ。

土台としてまずは眼に浮かぶようなリアリティがある。
そこに絶妙なバランスでファンタジーの幕を広げる。
だから物語は濃く、深くなる。

そして原田マハファンにはおなじみの
「カフーを待ちわびて」と同じ、
後半から突然加速する快感も再び。

題材は一見少女マンガが好むテーマのようではあるものの、
相変わらず原田作品は脇役への目配りが優れ、
「王剣」「ディビッド」「南」、
そしてもう一人の主人公である「彼」など、
様々な男たちの存在と立ち位置が、
男性読者をシラケさせないどころか、
作中にぐいぐいと引き込んでいく。

改めて思えば、上海は1920年代から「魔都」であった。
ファンタジーに、ここほど相応しい都市はない。
キュレーターの経験が生きますね。 ★★★★☆
#9は洋館の名前だけではなく
他にも真紅にとって大切な意味を持つ数字になるんだけど、
この#9と言う数字の使い方が上手いなぁ〜と。

上海の様子やそこに住む人の姿。
急成長著しい中国の姿もよく分かるし。

真紅の気持ちが王剣から別の男性に向かうその気持ちの揺れ。
周りの人間の気持ち。
心理描写もすごく自然で読んでいてす〜っと入り込めました。

これまで4作品出している原田さんですが、
それぞれの作品がまったく違う作品で
どの作品も楽しめます。
次の作品がまた楽しみになりました。
先をどんどん読みたくなる小説です。マハ… ★★★★☆
先をどんどん読みたくなる小説です。 マハさんのキュレーターとしての才能も活かされていて、幅広い知識に感心します。 ただ、「こんなのあり?」というような展開が少し気になります。