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漢字百話 (中公文庫BIBLIO)

価格: ¥940
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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口の形 ★★★★★
10の分類、10個づつの話で100話になっている。
例えば、同型異字では、口耳の口、のりとの器の口、一定区域を示す国の口。
言われてみれば、なるほどと思うことが、書かれていることと、
歴史的に専門家しか知らないようなことも書かれていて勉強になります。

80番以降は、日本での漢字についてまとまった記述があり、専門書を読む際の予備知識になります。
電脳時代なればこそ漢字を大切に ★★★★★
 東アジア漢字文化圏が、本来の漢字文化のあり方を失って、すでに半世紀を超えている。我が国では敗戦以来、使用すべき語数が著しく制限され、字形にも省略・変改が加えられたとはいえ、漢字は欠かすことのできない大切な文字である。漢字を中国からの借りものと思うのはまちがいで、音訓両用でうまく使いこなして国字(いわゆる造語としての国字ではない)にした。それはそれで、よかったのである。
 著者は漢字そのものの成り立ちの専門家なので、各ページに図示されている象形文字の解説が行き届いていて、おもしろい。例えば、人の象形文字に関連して、「大」は人が正面に立つ形、「夫」は結髪して簪を指した形、「赤」は人に火を加える形、二人並び立つのは「並」、前に向かうのは「従」、後ろに向かうのは「比」、相背くのは「北」…この具象性が本書の魅力である。
 本書全体の構成は、個々の漢字の解説にとどまるものではない。全体十章各十節で、国字政策を含め、十全なる角度から漢字問題を取り上げている。その総体を少しやわらげて「十話」なる書名としたかと思われる。
 我々は、著者のやわらかなもの言いの中にも、厳しい国語政策批判に耳を傾けなければならないだろう。情報の機械化のために規格化されていくことへの憂慮である。「選択の余地のない、最低限度のものが強制されているのである。おそらくことばの生活、文字の使用が行なわれて以来、はじめての変則的な事態であろう。しかも、それを変則と意識しないところに、現代の問題がある」と(雅)
難しかった。。 ★☆☆☆☆
明石康『サムライと英語』が大変面白く、新渡戸稲造の『武士道-The Soul of Japan-』を買おうと検索していたら、『漢字百話』を併せて読んでいる方が多いと書かれていたので、一緒に買ってみましたが、難しく、ほとんど読めませんでした。
祝祭と漢字 ★★★★☆
漢字が占いに使われた甲骨文字から始まったことは知っていたが、こんなにも多くの漢字が祝祭とかかわっていたとは知らなかった。この本を読んでからいろいろな感じを分解して考えるようになった。天という字が「二」と「人」にわけて考えてもいいんだとか、「妖」という漢字は「若い女」が妖艶なさまであるとか、「己」という字にはスパイラルのような呪がこめられていそうだとか、いままで単なる形象にすぎなかった漢字がなまなましく感じられるようになった。
再読至福。 ★★★★★
 読ã‚"でいる最中に微かなæ-¢è¦-感。「ああ。ã"れ、おれ、前にも読ã‚"だã"とあるわ」。たぶã‚"、かなりæ˜"にæ-°æ›¸ã‹ãªã‚"かで読ã‚"だã"とがあるのである。つまり、何å¹'かぶりの再読である。でも、読ã‚"だå†...容ã‚'記憶ã-ている訳ではないので、再読であっても特にæ"¯éšœã¯ãªã„のだが。

 白川静センセイのæ-‡ç« ã¯ç°¡æ˜Žã§è«-理的。余分なè£...飾がなく、キãƒ"キãƒ"と言いたいã"とã‚'提示ã-てくれるので、読ã‚"でいてæ°-持ちがいい。å†-長で非è«-理的なæ-‡ç« ãŒå··ã«ã‚ふれているから、なおさらそう思うのか。

 ã-かã-、普段何æ°-なく使っている「漢å­-」のæ­'史ã‚'遡っていくと、ã"れほどオカルティックな、一種のおどろおどろã-いä¸-界に繋がっていく、というのは、なかなか興å'³æ·±ã„。「å'ªè¡"的な心性がæ-¥å¸¸çš„な感覚とã-てリアリティã‚'å¾-てã!„!!た時代から遣われていたæ-‡å­-なのだなぁ」、と、実感できる。