第1部「クラスで遊ぼう」は、本書の約半分(約230ページ)を占め、第1部だけでも簡単なプログラムは書けるようになる。主な内容は、プログラムの書き方に始まり、クラス、制御文(if文)、繰り返し文(for文、while文)、ポインタ、private・public・friendキーワード、継承、仮想関数などだ。
第2部「テンプレートで遊ぼう」では、C++のテンプレート機能の具体例としてvector(コンテナ)を紹介し、名簿作成のための整列処理を解説。また、文字列の扱い方およびstringクラスについても解説している。第3部「脱初心者」では、やや高度な内容として、ポインタをデータメンバに持つクラスや、連結リストを解説している。付録には、Borland C++ Compiler 5.5のインストールガイドと同コンパイラの基本的な使い方を掲載。
付属CD-ROMには、Borland C++ Compiler 5.5と本書サンプルプログラムを収録している。(遠野 諒)