28年産は天候に恵まれ、とても良い出来になりました。
26年・27年産はウンカの影響や日照不足で、本来の実力を発揮できませんでした。
28年産は天候にめぐまれ、近年ではとても良い出来になりました。
知る人ぞ知る、お米の名産地
食味コンクール日本一の実績を持つ七城米。
しかし、七城米といっても、水によって味が大きく異なります。
七城町には迫間川と菊池川の二つの川が流れており、
八方ヶ岳を源流とする迫間川流域の米は、菊池川流域の米に比べて、
柔らかく粘りがあるといわれています。
その中でも最高のおいしさを誇るのが、砂田地区のお米です。
砂田地区はなぜ名産地なのか?
迫間川流域に位置する砂田地区は、石や砂が堆積していた場所に土を盛って田んぼが作られました。
そのため、土の下には、直径20cmほどの石がごろごろしています。
この独特な 土地の構造によって、与えた肥料がほどよく土の下へ抜け、
過剰に溜まらないため、香り高く食味の良 いお米が育つといわれています。
さらに、この地区の特徴として、夏場は1日中風が吹いており、 風通し良くなることで健康的な稲が育ちます。
また、ジャンボタニシが雑草を食べてくれるので、除草剤の必要がありません。
244とは?
お米の味を決める要素は、品種・環境(土や水)・栽培方法が、
4:3:3の割合といわれています。
でも、私は、2:4:4だと思います。
同じヒノヒカリでも産地が違えば食味が大きく違います。
また、田んぼが隣同士でも、生産者が違えば食味が大きく違がうからです。
そのため、砂田地区に何度も足をはこび、
多くの生産者の中から選び抜いたのが、このお米です。
ギュッと凝縮
種もみの消毒は薬品を使用せず、温湯消毒(60℃のお湯に10分浸す)を行います。
肥料は十分に寝かせた自家製堆肥と油粕など、天然素材のみを使用し、農薬や化学肥料は一切使用しません。
無農薬・無化学肥料で栽培すると、どうしても外観が悪くなってしまい、
玄米には、少量ですが白い粒が混じっております。
化学肥料をたっぷり与えて何回も消毒をすれば、
つやつやピカピカの「見た目だけは良い」玄米にすることはできるのですが・・・。
味は外観とは正反対です。
化学肥料を与えられず、消毒もされないという厳しい環境で育った分、
米本来のおいしさがギュッと凝縮されています。
当店一のおすすめ米です。
これまでに全国のヒノヒカリはもちろん、七城町の数十名の生産者のお米を試食してきました。
その中から選び抜いた、当店イチオシのお米です。
砂田米独特の豊かな風味と、濃厚な味わいをご賞味ください。
玄米は年間を通して、低温倉庫で保管しております。