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いのちをはぐくむ農と食 (岩波ジュニア新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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コンビニで売ってる食べ物の安全性についてよーく考えてみよう!! ★★★★★
食文化で有名な東京農大教授の小泉武夫氏の話を読んでいて、改めて日本食文化の危機であろうなと感じたぞ。

 食料自給率が怖ろしく低いわが国だというのはご存知だが、どうやらヤバくなってきた。タイとかベトナムとかの農業国が農作物の輸出を規制しようとしているらしいのだ。「海外から買ってくればなんとかなるではないか」というニッポン人よ、どうするんだ。

 日本人は「安くて手軽なもの」を求めてきて、コンビニ弁当はきょうも全国で大人気である。で、小泉教授が240円のコンビニ弁当の中身を追跡調査をすると、お米はカリフォルニアの古米。アメリカでは家畜の飼料につかっているものだそうだ。鮭はチリの養殖。ウィンナーはNZかOZ産。ツボ漬けと箸は中国産。
 日本の安全な鮭を獲って来ても高いからと敬遠される。

 コンビニ弁当の素材は、日本の商社が「値段だけで」大量に買い付けてくる。「どうせ味も安全性も、そんなことは食べる客も考えちゃないしな」などと。

 ああ、それなのにそれなのに、コンビニ弁当の賞味期限切れは今日も大量に捨てられていく。そのほか、学校給食の残飯は破棄などは見たら気持ちが悪くなるぐらいに捨てられているのだ。そして、家庭での残飯。それらを併せると、年間2千トン。
 一日に300万人分!!の食事を捨てているのだそうだ。

 まぁ、世界的な低価格ファスト・フードなんかは食べたらいかんよ。何が入ってるかは知らないだろうと思うよ。

 詳しくは言わんけども、コンビニ食べたらダメダメダメ!危ない食品ワースト3は、
 ×××  サンドウィッチ
  ××  お弁当
   ×  おにぎり
 らしいから、よ〜く勉強しような。
懐古性が強く、slow lifeが好きな人向け ★★★☆☆
農政についての著者の意見は、心情的には分かりますが、物の見方が部分拡大的で、農作物にたいする全般的、国際的、コスト的面が矮小化されているように感じました。大分県大山町の農家の3割強が所得が1000万円との記述がありますが、これも農業所得なのかそれ以外の所得を含めてなのかはっきりしません。もし、後者だとすれば、誤解を招きます。
そんなことから、中高生の本としては検証なしの直感主義の部分が多く疑似科学とまではいいませんがフェアーでないという感じがします。
古き良き日本の食生活・食文化を称賛していますが、何といっても昭和30年代の食事や寿命、生活水準、家族生活が50年後の今よりよかったと思う人は多くないと思います。
この本で興味が持てたのは、地産地消のところで三重県立相可高校でのレストラン運営の話、東北地方でアケビの莢をつかった「なれずし」の話などです。地域独特の食材、調理おいしそうです。