インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

価格: ¥620
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
この漫画を買うときには注意してください ★☆☆☆☆
一巻のレビューだけ見て買ってしまう人がいるといけないのでここに書いておきます。
この漫画は、5巻で終わってしまいますが、原作のものすごい中途半端なところで終わってますので
原作読んでない人が漫画だけ読むとかなりのフラストレーションを残します。
それで、原作の方ですが、話はまあそれなりに面白く、熱烈なファンも多いのですが、残念ながら文章に問題が有り、田中芳樹によく似た(政治的立場は逆ですが)理屈っぽい作者の独白が
延々と続くので、嫌いな人は受け付けないでしょう。
まず原作を本屋でパラパラと読んで、肌に合いそうだったらこの漫画を買ってみるといいと思います。

漫画自体は面白いです。



なにしろこれから戦争ですので ★★★★★
 たぎった。戦闘ものの漫画を読んでいると熱い展開に思わず前のめりに
なっていることがあるが、それでもこの作品を読んだときほどに、ページを
繰りながら昂ぶりを覚えた経験はあまりない。

 現実の戦争は、例えそこにどんな名目があろうとも愚行の最たるものだと私は
思う。日和っていると言われようが臆病者と罵られようが、それを回避するため
ならばなんだってやるべきである。しかしその一方で、非常に不謹慎ではあるが、
これ以上なく上手に構築され、演出された上で読み手のもとに届けられる架空の
戦争は、最上級のエンターテインメントとなりうるということを、『皇国の守護者』を
読んで思い知った。

 受け取る側の政治的信条に関わらず『皇国の守護者』が読む者を引きずり込む魅力を
持っているのは、戦争を肯定的に、あるいは過度に否定的に描いた一部の創作物が
持っている特定のくさみが、この作品にはまったくないというところによるものだろうか。
人間同士が知恵と武器とを駆使して互いを徹底的に殺し合うという行為を、美化も
しなければ貶めもせず、ただひたすら緻密に、濃厚に描くことに徹した作品内容と、
いわゆる「軍人」という人種について私たちが浮かべがちなイメージから遠く離れた
ところにいる本作の主人公、新城直衛の存在が、この漫画を他の戦争作品とは一線を画す
ものに押し上げている。

 美麗かつ有能な女指揮官によって率いられた、火力と質量においてはるかに
勝る敵軍と、ときに非情、ときに卑怯とさえ言える計略でその進軍を迎え撃つ
新城たちとの闘争は、思想や政治的主張などの不純物など一切まじえず、
最後までただひたすらに壮絶である。終わり方がいろいろと議論される作品では
あるが、一話一話の質で言えば文句の付けようのない出来。久しく漫画に
震えさせてもらっていないという方、必読です。
尻切れトンボだが…推奨! ★★★★☆
皇国に侵略すべく進軍した帝国。
皇国軍の将校、新城直衛を主人公としてその防衛戦を描いた物語。

舞台となる世界の科学技術は、おおまかにいえば蒸気機関の普及する
以前の状況である。空想上の科学技術もあるが、導術兵なるテレパ
シーを用いる者がいるのみであり、装備品の優劣ではなく、兵法が
大きく戦局を左右するという世界設定でもある。また、龍や剣牙虎
(サーベルタイガー)といった動物も活躍しており、ファンタジック
な要素を含んでいる。

この物語の面白さは、主人公の直衛が敗走する皇国軍の殿軍として、
小兵力ながら帝国軍とわたりあっていくところにある。大戦力を
相手にあの手この手で新城直衛が戦っていく様子は、非常に読者を
惹き込む。

不利な戦局に置かれた軍隊がそれをひっくり返そうと思えば、諸葛
孔明並みの兵法を用いたり、前田慶次並みの一騎当千の将がいたり、
ガンダムやソーラレイのような新兵器が導入されなきゃいけないの
だが、本作ではそのいずれも選択されていない。ということは、
人がたくさん死ぬし、正攻法とは言えない手段も厭うてられない。
新城直衛は、潔癖なヒーロー像から外れるアンチヒーローである。
不動の心をもつわけでもなく、カリスマ性があるわけでもない。
ただひたすらに勝つこと、生き残ることを選ぶ。主人公の魅力は
そういうところにあると思う。

残念なのは、ウルトラジャンプでの連載が急に中止となり、中途
半端な全5巻となってしまったところである。いろいろと真偽の
わからない噂はでまわっているが、どれが本当にしろ続編は難しい
ようだ。こういったエクスキューズをつけた上での、お薦め漫画。
戦記ものがお嫌いでなければ ★★★★★
撤退戦という負け戦にもかかわらず
ずっと読者を読ませる、引き込ませる力が続いているというのは
実はすごいことなんじゃないかと思います。

同じ理由で少年漫画ばかり読んでいる人は拒否反応が出てしまうかもしれません。
主人公の友情も、努力も、勝利には結びつかないからです。
屈折した小男が、時には汚いこともやりながら生き延びていく話です。
ただそれは時にはとても強く、美しく見えることがあります。
圧倒的な読み応え ★★★★★
本屋で試し読みしてそのまま購入してしまいました。
日露戦争の頃の日本をモデルにしたと思われる架空の国が舞台の物語です。
主人公は「剣牙虎」と呼ばれる獰猛な虎を操る実験的な部隊の隊員で、
主人公属する「皇国」と「侵略王朝」の戦争を軸に物語が展開していきます。
緻密な人物描写、リアルな(時に生々しい)戦闘、ふとした描写に見られる剣牙虎と
人との信頼関係、ファンタジーだと言うことを忘れそうになるほど
よく描かれています。
漫画なので設定は十分に説明仕切れず、わかりにくいところもあります。
しかし、読み進めていけばわかりますし、三国志や十二国記などを
読んだことのある人なら比較的すんなり入れると思います。
一気に読み進めてしまうのがもったいなくて、我慢してちょっとずつ
読んでいます。この本を手に取ってから連載終了を知ったのでショックですね。
大事に読もうと思います。

いやあ、本当に剣牙虎が可愛くてしょうがない。動物が自然に描かれている
のは個人的に★10個でも足りないくらいです。
たとえ打ち切りでも最後まで楽しんで読むぞ!もちろん満点★5つの評価です。