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赤い呪縛 (SHYノベルス)

価格: ¥903
カテゴリ: 新書
ブランド: 大洋図書
Amazon.co.jpで確認
兄弟ものだけど・・・ ★★☆☆☆
兄弟もので評価も高かったので購入してみました。
せっかくの三兄弟だったのに長男はあまり出ず、二男×三男(主人公)のみでした。
二男が禁忌に悩んだあげく暴力的に三男をてに入れたのに二男が身を引いたりと、また二男の彼女の心理的な感情についていけないところがありました。暴力と性によっての浅い絆としか思えず兄弟的な絆が伝わってこれず、このような評価となりました。
なぜ高評価? ★☆☆☆☆
評価の高さに惹かれ購入しましたが、途中からとても読み進むのが苦痛になりました。
私的に小説の評価は、どれだけ登場人物に心が持っていかれるかってところなんですが、
この作品ではそれが皆無。なんでこの兄ちゃんは弟をこんなに好きになったかも読み取れなければ共感もできない。なんじゃこりゃあ?、が感想です。
なぜにこの高評価???わからない…
痛めつけられたのは兄の方だと思う ★★★★★
レビュー数の多さや賛否の分かれ具合を見ても、
(良くも悪くも)突出した作品なんだろうなと気にはなっていたのですが、
兄弟モノにも特に興味を抱いていなかったので、即購入には至りませんでした。

存在を忘れては、表紙や題名に惹かれクリックし、「あ・これか・・・」を数度繰り返し、
好みのあいそうなリストマニアさんのコメントを読んでは「取り合えずキープ」を繰り替えした作品です。

私としては、コレを読んで兄弟モノもありだなと思ったのですが、
自分で思うに、たぶん、兄弟モノがあり・・・というよりは、オラオラ系の兄がツボッた・・・と
いうのが本当のところでしょうか?
整った容貌にやくざバリの圧倒的な存在感。ざっと整えた黒髪に、上背のある逞しい身体。
咥えタバコに粗野な言動、横柄で無遠慮、執拗なまでの情愛・・・兄(攻)いいです。
それには、奈良さんのイラストの影響も多大に受けたことはいなめません・・・。
この本には、奈良さんの絵しかないでしょう!!(このころの奈良さんの絵が大好きだー!)
それぐらい、「挿絵と本の相性って大事だなー」と、改めて強く思った作品でもありました。

兄が押し止め続けた弟(父が違う)への想い。
それがいつからで、どれくらいで、どんな葛藤と自制の末に、想いが決壊したのか。
傍若無人な兄の姿ばかりが際立っているので、禁忌への展開が唐突に思われるかもしれませんが、
最後の2ページを読んで、「この兄弟、容姿と本質が、本来は逆なんだな〜」と思って、
私なんかは納得した次第です。裏を探ればいくらでもいろんな解釈ができますが、
本のおもしさって正にソコにあると思います。
この作品は書かれていないところも多いので、どこからどう見るかで、色々に解釈できて、
そういった意味でも面白かったですねー。

痛めつけられたのは、果たして弟だろうか?
(私には、兄が痛めつけられているように感じる。)
欲しいものを手に入れたのは、兄?弟?

『赤い呪縛』・・・この本を見事に言い表した、素晴らしいタイトルですね!
兄弟モノという枠にとらわれず、読んでみてはいかがでしょう?

次兄龍昇の物語 ★★★★★
一応三男日向が主人公なのだが、読後、これは次兄龍昇の物語だと思った。

甘えたな日向に持ってはいけない感情と欲情を覚えてしまい、押さえきれない気持ちに負けてつい手を出してしまった龍昇。自分の感情はきちんとコントロールできると過信していたのに、日向にのめり込む自分の弱さを自覚して怖くなり、女に逃げを打つヘタレぶりを露呈し、結局最後には見た目よりはるかに肝がすわった日向に搦め捕られたな情けない奴。情けないケダモノなんだけど、彼の気持ちもよくわかる。

龍昇に関しては、BLによくありがちな「手を取り足を取り」の懇切丁寧な心理描写がないから、かえって余計に龍昇のオタオタぶりが行間から読み取れる。龍昇がせつせつと気持ちを語らないから、余計に日向がかわいそうって印象が強くなって、うまいなあと思った。


私にとっては評価が難しい作品です…。 ★★★★☆
正直、私にとっては評価が難しい作品です…。登場人物には好感を一切持てないけれど、作品そのものには力を感じる、という…。頭の痛い、けれど読後感は良くないという作品でしたねぇ。作者の力量は認めざるを得ないのです。文章力もあり、構成力もあり、作者さんとしても作品としても力のある作品だと思います。ただ、この手の作品は苦手です。近親物、陵辱物、暴力物などが苦手です。何より、倫理観の希薄なものが嫌いです。ですから龍昇のような男が何より嫌いです。日向の甘えっぷりには同情の余地はないですが、倫理観のない龍昇には侮蔑しかありませんね。しかも中途半端。途中で逃げ出すのなら最初から手を出さず、自分の気持ちは理性で押さえ込めば良いんです。それならば、日向はとりあえず男としてのそれなりの道を歩めたのです。可愛い弟なら尚更。龍慶の方が兄として真っ当なのです。倫理観が薄いと感じるのは、龍昇の苦悩が描かれていないからです。普通、悩むでしょう?悩みの描かれていない兄弟の近親物はウソクサくて…。ただ作者の趣味だけで書いているのでは?と…。悩みも含めて描かれているのならば、そこに非常に人間らしさ、リアリティが出ると思うのですが…。だからウソ臭さを感じてしまう。但し、これはあくまでも私個人の感じ方考え方なので読者それぞれに受け止め方が違うのは当然で、中にはこのような作品を好まれる方もいらっしゃるのでしょう。力はおありになるのに、もう少し何かが足りない、と感じるのも単に私の感じ方なので…。
それと、母親の存在が非常に希薄ですよね。鈍いのでしょうか?それとも、家庭そのものに余り興味がないのかなァ。子供間の微妙な雰囲気に全く気付こうとしない母親っていうのは何なんでしょうかねぇ?
奈良千春さんの画は割と好きですね。時々絵柄の雰囲気が変わられるのは不思議です。品のある時の作品の方が私は好きですが…。