４巻全てを通しての感想です。

灰原版BASARAはどちらかというと「灰原マンガ」として読んだ方がよいかと。
「バカゲー」の名がふさわしい戦国BASARA2のコミカライズ版とはいえ、灰原マンガに共通していつも漂っているあの独特な冷たい空気がこのマンガも出ています。

登場人物も話もしかりなので原作からの賑やかな雰囲気を求める方の好みが分かれるのは当然。
BASARA3のマンガ版が現在刊行していますが、BASARAらしさを求めるならそちらを読んだ方がいいです

４巻では急に展開が早くなってしまいました。
小田原急襲をあと１巻くらいできるはずのところをおそらく打ち切りで終わらせてしまった感じです。
もう少しじっくり読みたかったので残念です。それに最後の場面はぜひ蒼紅一騎打ちで終わらせてほしかった。

ですがBASARAのくせに妙な異説戦国時代を描いているような、灰原BASARAはコミカライズ作品で一番好きです。

4巻に入ってからストンと打ち切るように展開が早くなりました。描かれるべき所が描かれていないように感じられます。
特に疑問だったのがラスト。掲載時に比べ加筆はかなり入りましたが最後はこのゲームらしく蒼紅一騎討ちのシーンで終わらせた方がらしかったかもしれません。兎に角 今まで良かった分残念です。

面白かったです。
伊達さん好きの私としては十分に楽しめました。

この４巻目はamazonでの評価が特に悪いですが、
真の意味で器が大きいが故に強かに生きざるおえない政宗の哀愁に尊敬を覚え、なかなか大人っぽい魅力的な作品に仕上がっていると思います。
政宗が苦境に立たされる数々の描写で、責任感が強く一本木な性格のために現実の兵力との狭間で苦しむ現実の政宗だけれども、いつも政宗に続く人々のことを忘れない、そして自分のして良いことを見極めた上で戦い抜く健気さが丁寧なタッチで描かれていたと思います。
amazonレビューでは特に４巻は、戦闘シーンやギャグシーンが少ないのが残念だという意見が多いようですが、これはあまたある同人誌との扱いに一線を引く狙いがあったのではなかろうかと思います。

自分は戦国BASARA2の漫画を集めていて、4巻が出るのは楽しみでした。 しかし読んでみると、なんか全体的にスッ飛ばしててかなり展開が速かったです。 小田原城攻略がメインだと思ってたのに戦闘シーンも無いまま、おじいちゃん(北条氏政)がやられるシーンに飛んでるし、(というかバイトの風魔はどうした?) 毛利、長曽我部、徳川は結局全然関わってきてないし、とりあえず終わらせようとしたみたいです。 この漫画は絵が好きだったし、1〜3巻は内容も好きだったので、もっと続いて欲しかったのですが残念ながら終わってしまいました。 1〜3巻が良く、政宗と秀吉の一騎討ちは良かったので★は2つに。