藩主の乱 御庭番の二代目 : 2 (二見時代小説文庫)
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将軍の政に異を唱える尾張藩主・徳川宗春。その真意を探るべく…。
御庭番二代目の加門に将軍後継家重から下命。
宗春の禁書『温知政要』を精査せよ。
加門は、家重の小姓で親友の田沼意次と合力して闘う。
将軍直属十七家の密偵、シリーズ第2弾
八代将軍吉宗は紀州から江戸城に入るに際し、信頼に足る薬込役十七家を伴い、情報収集の「御庭番」として重用した。十七家の一つ「宮地家」の二代目加門は十八歳で見習いとして出仕している。折しも加門は、吉宗の後継家重の小姓で幼馴染みの田沼意次から、家重の命を伝えられた。将軍の政に異を唱える尾張藩主・徳川宗春の著書『温知政要』を入手・精査し、尾張藩の内情を探れというのである。