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誕生

価格: ¥4,689
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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これからも ★★★★★
私が尾崎に出会ったのは10代の頃でした。
理不尽な周りの環境に反発する尾崎の気持ちに共感して、彼のアルバムを何度も聴きました。
けれどこの10年間、私は彼の初期のアルバムしか聴くことはありませんでした。

周りが「尾崎は初期がいい」と言っていたのに影響されていたのだと思います。
けれど先日ふと思い立ち、「尾崎の曲を全部聴きたい。あんなに好きだったんだから…」と思い、このアルバムを手に取りました。

そこにはあの10代の、強い確信を持ちながらも、どこか不安げで叫び続けていた少年の姿はありませんでした。
そこにあったのは、自分が信じ続けていたものに自信を持ち、確信を持ちながらこれからも変わらずに生きていこうとする、成長した一人の大人の男の姿でした。

このアルバムを聴いた後、どこか他人事のようだった彼の死が、初めて身近に感じられ、思いました。
「ああ、彼の死は、本当に残念なことだったんだ」と。

やっと自分の生きていく道筋に確信を持ち、愛する家族と音楽とともに生きていこうとしていた尾崎。
このアルバムでも何度も「生きる意味」を歌う彼は、本当はそれが分かっていたんだと思います。
もう尾崎よりも長く生きてしまった私ですが、彼の歌と思いとともに私も変わらずに生きて行きたい、そういう気持ちをこのアルバムからもらいました。

それにしても、大人になってもなんて彼の声は澄んでいたんだろう。
心震える魂の叫び! ★★★★★
尾崎豊の最高傑作ともいうべき、尾崎ワールド全開の2枚組みアルバム。
ほんとこのアルバムはすごい。
曲からほとばしる魂の叫びは聴くものを奮わせる!
異様なほどパワー満ち溢れた曲群に圧倒され、
そしてのめりこんでいく・・・。
こんなすごいアルバムめったにないです!!
おすすめです。
尾崎の最高傑作! ★★★★★
私は、これは尾崎のアルバムで最も優れた1枚だとずっと思ってきた。
久しぶりにCDで聞いて、一層その思いは強くなった。
どの曲にも音楽的な普遍性を感じる。ビッグヒットのシングルはないが隠れた名曲ばかりだ。
でもこの曲のほとんどはなぜかベスト版には収められていないし、
最も後期のものだからかライブ映像も見たことははない。

1曲目の“LOVE WAY”で鳥肌がたち、最後の曲“BIRTH”では涙腺がゆるむ。

15年以上経って、自分の経験と歌詞とが重なり、曲がしみてくる。

「卒業」、「十五の夜」など初期の曲にはないものがこのアルバムにはある、それは結婚、出産、逮捕、紆余曲折のNYへの旅を経験し、ドン底からはいあがろうとしたときに見た希望なのだろう。
成熟した稀有の天才アーチストが残した最高傑作を是非聴いてください。







「求道者」の「奇跡」 ★★★★★
私は、尾崎の訃報を聞いた時、当時十代後半で、彼の訃報をきっかけに真剣に聴き始めた不謹慎なリスナーである。

その当時は、既に「十七歳の地図」は聴いていて、実はそれほどの感銘も受けず、雑然と並べられたカセットテープのコレクションの1部にそれは収められてた。

そしてその後、彼の異常に早過ぎる「死」の報道を見るにつけ、「もっとこの人を知っておかねばならない。」と思い、あらためてCDを買い漁った。(当時私にとって「死」は、何か他人事ではなく、自分の背後にぴったりと寄り添った「暗殺者」のように思えていたからだ。」

「十七歳の地図」は、まだ余裕があったのだと思う「だから大多数の人が聴いても、気持ちいい。」のだと思う。
だが、この「誕生」を聴いた時は、「痛かった。」何かこう、ヒロイズムにも置き換えられないような「痛み」に満ちていて、結局それは社会というものが存在する以上、自分も「悪」と言い切らねばならないどうしようもない部分があり、結局誰しも絶対的な「正義」など持ち得ないということを、暗黙のうちに示しているような気がし、そしてその「救いようの無さ」に自分は当時、「共感」したのだと思う。

人間は、どんなに「浄化」に理想を掲げても、「限界」がある。と思う。
「真実」を覆い隠し、ヘラヘラ安っぽい笑顔で当たり障りの無い「希望」を語るのは簡単だ。
現在のポップソングの殆どが、この「安っぽい笑顔」として容易に象徴されることだろう。

このアルバムに収められている「希望」は、そんな生半可なものでは無い。
正に「命をかけた希望」であり、社会や自分自身の生活、それ以上の「何か」に向けて、「懸命の浄化」を祈る「求道者」の奇跡である。

「新しく生まれて来る者よ、お前は、間違ってはいない。誰も一人にはなりたくないんだ。それが人生だ。わかるか・・。」ラストの「誕生」を締めくくるこの一節は、「自分が生まれてきたこと自体にに意味を見出せない現代の若者」に対する「大人である尾崎豊」からの精一杯の懺悔録でもあるような気がする。
シェリーのアンサーソング、“誕生” ★★★★★
この二枚組アルバムでは、なんといっても、アルバムタイトルにもなっている誕生だろう。この誕生という曲を作り出すために、二十代の全ての体験があったと思えるほど。

十代の頃、シェリーで、“何時になれば俺は這い上がれるだろう/何処に行けば俺は辿り着けるだろう” と歌ったのに対し、
“俺の時計の針がちょうど午前0時をさした”という、新たな決意を込めた歌詞から始まるこの誕生で

“俺はクールにこの街に生まれた/俺は祈りの言葉なんか忘れちまった/俺はきっと まだまともにやれるはずさ/街中の飢えた叫び声に立ち向かいながら//俺は走り続ける/叫び続ける/求め続けるさ/俺の生きる意味を”と歌った。そして、

“忘れないで強く生きる事の意味を/探している答えなんかないかもしれない/何一つ確かなものなど見つからなくても/心の弱さに負けないように立ち向かうんだ”とメッセージを送る。

この10分にも及ぶロックは、自分のファン、息子、そして、自分自身に出したシェリーの答えである。

ちなみに、アルバム誕生の曲がプレイされてるライブCD、約束の日二作品もお薦め。FIRE、誕生、また、誕生の曲じゃないが、太陽の破片、I.LOVE.YOUなど素晴らしい。