尾崎を美化しないで
★★★☆☆
生前から好きでした。ライブも行きました。リアルタイムで死亡報道を見て、泣きました。このアルバムも、すばらしいです。でも尾崎は 太陽の瞳 で歌ってるように、孤独で。ファンの見る『教祖』の幻像と戦いました。だからこその「誰も知らない僕」 「僕の知らない僕を見てる」なんです。全盛期は『回帰線』あたりでしょう。声量は落ちていると思います。
ですから星は3とさせていただきます。
全身全霊を込めたアルバム
★★★★★
この頃尾崎は見城氏、須藤氏、両氏との関係に亀裂が生じ、相談できる相手が誰も居ない状態の孤独な中、アルバム制作を開始し、制作の事細かな作業を全部、自分自身でこなさなくてはならなかった。作品作りだけにただ没頭している訳にはいかず、ほとんど寝間もなく過ごしていた。ボーカル録りも殆どが一発録りなのも時間の無さ所以である。眠れるとはなんて幸せな事なんだろうと、この時期のファンクラブ会報にも自身で書いている。太陽の瞳の歌詞は正にその時の気持ちを吐露した作品になっている。だからこそ、このラストアルバムを尾崎のアルバムの中で一番に評価してあげたい!1から10まで全身全霊で作り上げ、このアルバムを引っさげ、念願の武道館に挑もうとしてた尾崎。夢半ばで逝ってしまったけれど、この放熱の証はいつまでも後世に残り続けてゆくだろう。
尾崎、渾身のラスト・アルバム!!
★★★★★
このアルバム評価低いって聞いたけど、何か最近、周りの評価に疑問符を持つ事が多くなってきてる、今日この頃・・・。
評価の低いもので、自分的に気に入ったり、その逆もしかり・・。
う〜ん・・・。難しいですね。
このアルバムは、ファースト、セカンド、みたいな物とはまた違い、二十代の尾崎 豊がいます。
十代の頃とは違い、よりシリアスかつシニカルな雰囲気が漂っています。
強烈な理想主義者、尾崎が、徹底的に厳しい現実を味わったかのようで、ひとつひとつの言葉が非常に重いです・・。
僕は、夭折したからといって、安易に神格化する姿勢には、疑問符を持ち続けています。
やはり、この人には、生き続けていて欲しかった。
これが最後なんて悲し過ぎる。
・・・しかし、もうこの世には、どこを探しても尾崎はいない。
僕達に出来ることは、彼の残したものを受け継いでいく事だけ・・。
音楽に全身全霊を込めた男の最後をとくと聴け!!
色々考えてしまうアルバム。
★★★★☆
●一見難解だが、ふたつの心からラストまではテーマは一貫しており非常に解りやすい。哀愁の漂う力強い必死の「叫び」とも言える歌声。練り上げた歌詞は人生の無常さを嘆き、認め、立ち向かっていく。殆どの歌手が適度に孤独を歌うのに留まるのに対し、人前では気安く口に出来ない闇の部分も包み隠さず的確に表現している。
●放熱は内容が重いので、せちがらい世の中で心を痛め、人間不信になった人が独りで聴くためのアルバムだろう。気軽に聴くには適さないと思う。人前の席には絶対に向かない。
尾崎の歌自体、後ろ向きって事は無いのだが、正直あまり元気が出る曲とはいえない。そのためアンチも多かろう。確かに必要もないのに無理に聴く必要は無いとは思う。しかし暗いとはいえ、こういったデリケートな部分に気付かないのも、人として貧しく寂しいものではないか。
ネガティブな歌詞に魂をぶつける面は、悪く言えば未熟で、わがままで弱く、前向きではない行為に相違ない。反面、脳裏に焼きついた悲しみを誤魔化す事も無く和解し、穏やかさが生まれる。本当の優しさとは暗闇にこそ有るものと実感する。さらに現実の厳しさを音楽で学び、世渡りの手助けにさえなる。こんな歌手は他にはいません。良さが解る度に惜しい人を無くしたと思う。
●しかし、原色−以降から、暗闇ムードになるのは構わないのだが、そのままMAMA−で萎んで消えてしまうような様、放熱収録直後に亡くなった尾崎、更にこれを踏まえた上の不吉な十字架ジャケを考えると、なんだかね。。。
全てを悟ってしまった行く末かと考えかねない。極論なのだろうか。尾崎はどういう心情で、MAMA−を世間に発表したのだろうか。
だが、それを加味したとしても、素晴らしいアルバムに替わりはない。十代の作品は社会への反抗が多いこと、あまり悲壮感も感じないが、20代の誕生と本作は、人生がテーマと思われるので何度聴いても飽きるどころか、奥の深さを実感する。
涙涙涙です・・・
★★★★★
これはっ・・・最高です!
私は『太陽の瞳』が一番好きなんですけど、
もうこの曲は・・・
涙無しでは聴けないくらい感動しました!!
尾崎さんの写真集見ながらこの曲を聴くとさらに感動して
号泣してしまいました・・・('д`)
全部とってもいい曲なので是非尾崎さん好きな人は聴いてみてください!