生きる希望を与えてくれる本です
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年金問題や高齢者福祉の現場での嫌なニュースばかりを耳にし、自分が歳をとった将来に負のイメージを持つ人は多いと思います。私もその1人でした。でも、この本に掲載されているアルツハイマーの人々の作品を見ていると、とても明るい気持ちになりました。生き生きと、ときにユーモラスに、ときに力強く、作品がに自分に語りかけてくれるような気がしました。例え絶望的な病におかされても人間は希望を見出せるのだと、生きる勇気を与えてくれる本です。こういうご時世だからこそ、ぜひ、福祉や医療に関る人だけでなく、たくさんの人に読んでもらいたい本です。