長徳氏の文章が面白いと感じられるかどうかが、すべてです。
個人的には、長徳氏の文章は好きじゃないので星2つ。

偽ライカ、つまりはコピーライカやライカマウントの最新国産カメラた
ちのことなんですが、それらのカメラについて田中長徳がいつもの軽妙
な語り口で読み解いていく本です。

エッセイも楽しいのですが、偽ライカ図鑑６０機種が目玉です。ロシ
アのフェド、ゾルキーから安源一式、ヘキサーRF、話題のツアイスイコ
ン（コシナ）、はたまたライカMマウントのデジカメであるエプソンR-
D1まで幅広いコピーライカを一挙に解説しています。

ただの解説（データの羅列）本で終わらず田中流の思い入れやカメラ
についての歴史的背景みないなものも記されています。あまり参考にな
らない参考価格も付いてます。

この本を読むとライカ至高主義の時代は終わった？コピーライカもいい
じゃない。コピーライカに対する考えが変わるかもしれません。おもし
ろさは星四つなのですがちょっと値段が高いので星三つとしました。