自分の人生計画を立てる助けになりました
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人生計画って”いちばん自分が幸福な生活”をできるだけ具体的にイメージしないと立てられない。
それがわかった。
シンプルで力強く生きるって美しい。
これぞ”男子の生きる道”。
生きる上での参考書になりそうです
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凄い方に出会った、先ず誰もがそんな感想を持つことでしょう。冒頭のメッセージ、
そして本田健一氏の解説、これを読んだら本文を読みたくなると思います。
冒頭のメッセージ
・世の中には、濡れ手で粟を掴む様な旨いことがそうザラにあるわけのものではない。
手っ取り早く成功せんとする人には、また手っ取り早く失敗する人である。
・蓄財を通して、われわれは色々の蓄積法を学ぶ。力の蓄積、知識体験の蓄積、
徳の蓄積等はそれであって、金銭の場合よりもむしろ、この蓄積のほうが
大事な場合がある。
・人は学校をもってのみ物を学ぶ機会と考えているが、人生、学校で学び得るぐらい
は知れたもの、職業の精進によって初めて本当の人格は磨かれ、
広汎的確な生きた知識を獲得することになるのである。
・人間は活動するところ、そこに必ず新しい希望が生まれてくる。
希望こそは人生の生命であり、それを失わぬ間は人間もムダには老いない。
構成は、
1:人生計画の立て方
計画の必要性、その結果等
2:人生計画の立て方・進め方
立てる上での注意点、方法等、本題
3:我等いかに生くべきか
生きる上で必要なこと、教訓
その中で印象的だったのが、計画実現のための生活態度という9つの項目
1常に心を快活に持すること
2専心その業に励むこと
3功は人に譲り、責は自ら負うこと
4善を称し悪を問わないこと
5本業に妨げなき好機はいやしくも逸しないこと
6常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を蓄えること
7人から受けた恩は必ず返すこと
8人事を尽くして時節を待つこと
9原則として個人間に金銭賃借を行わぬこと
んー、深い方ですね。私ももう少し広い眼で計画を作らねばと思いました。
「普通」であることの偉大さ
★★★★☆
仕事の選び方、取り組み方、
結婚について、・・・老後の隠居のしかた
財産分与のしかたについてなど、
ありとあらゆることについて述べられています。
人生を山登りにたとえて述べているところは、
オーソドックスであり、大切な部分だと感じました。
1.自分自身に適した道を選ぶ
2.コース変更をしない
3.不用品を背負わず軽装で
4.急がず、止まらず、怠らず
5.途中も楽しんで
6.食事は腹八分
7.無駄道、寄り道をしない
8.急がば回れの時もある
9.近道、裏道を選ばない
正に質実剛健
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何も特別なことをすることを説いている訳ではない。大抵の人が考えている、良いことを粛々と実行しなさいと説いていると思う。
正に質実剛健の思想である。
例えば、処世九則は、
1.常に心を快活に持すること。
2.専心その業に励むこと。
3.功は人に譲り、責は自ら負うこと。
4.善を称し悪を問わないこと。
5.本業に妨げなき好機はいやしくも逸しないこと。
6.常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を貯えること。
7.人から受けた恩は必ず返すこと。
8.人事を尽くして時節を待つこと。
9.原則として個人間に金銭貸借を行わぬこと。
「人生即努力、努力即幸福」
★★★★☆
「人生即努力、努力即幸福」
著者は、これを実践し、大成功をおさめた。その経験に元ずく人生哲学の本。
日本の山林学の著名な学者であり、同時に巨額の財産を一人で築き上げた稀な人である。
経歴がすべてを物語っている人生の達人です。
私も見習いたいことがいっぱいです。
職業の道楽化、4分の一天引き貯蓄法、簡素生活、長い目で人生を設計するやり方、経験が読みやすい文章で書いてあります。
ちょっとまじめすぎるでしょうか。
でもこういう本を若いうちに読んでおくと、いろいろと役に立つと思います。
僕なりに噛み砕いて要約すると、こうなります。
人生は長いようで短い、目標と計画をたて、毎日毎日、少しずつ、努力していく。働いて行く。そうすれば、財産も溜まり、仕事も面白くなり、豊かな人生が送れる。
これは、当たり前なんですよね。でも多くの人は、目の前の快楽に釣られて、大きな目標を達成することができないですよね。それが普通の人ですね。
皆さん、この本を読んで人生の達人を目指しましょう。
姉妹書に、「私の財産報告」があります。
これも読みました。とても良い蓄財法の本です。