バッハの音楽は大好きなのだが頭の悪い偏差値低いパッパラパーの私には、読んでいて目まいを感じるような難しさだった。
あの軽妙で俗っぽい歌詞の「クォドリベット(BWV524)」についても、「そこまでやるか?」というくらい学術的に綿密に論じている。「恐れ入りました」とひれ伏す他ない。
文章は全編にわたって気高く、穢れない清らかさにあふれ、格調高い。「声に出して読みたい日本語」に組み入れてもらいたいほどだ・・・(^^)