心と技と体(動き)をつなぐ、即戦力本だ!
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最初のページから、読んだとたんに
目からウロコが落ちた。
小売店を経営する者として、自分がしてもらえたら
嬉しいだろうなと思うことが、
この本を読まなければ気づけなかったのが、恥ずかしい。
店の思惑で動かず、お客様の気持ちを汲んで
いつのまにか繁盛店になっている。
そんな心の使い方と、それを具体化する考え方(技)、
そして実際の行動(実例)が、
とても判り易く書かれている本です。
明日から出来る判り易さに、感謝します。
天才肌の中山マコト氏が出し惜しみなく・・・・・・
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たとえば「厳しい一言をお聞かせください」というアンケートボックスに疑問を持ったことがあるだろうか?
それを中山氏は「「◯◯◯があれば教えてください」と言うべきだ、と説く。
客の本音を知ろうとすぐ「アンケート」に走る。それも「やめなさい」と説く。
一見、意外にも映るこれらの「技術」は、顧客の立場で見れば極めてまっとうなことなのだ。
しかし、それをいつしか忘れてしまう。店の立場に立つと見えなくなる。
店が大好きで、マーケティングの天才である中山氏が
持てる技術とヒントを余すところなく書き下ろした渾身の書。
お店ならずとも、【ホスピタリティ】を必要とする全ての企業に
バイブルとなるだろう。
まずはプロの客になろう!
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生活をするということは、何らかのサービスを受けるということ。
サービスに触れるということは、売れる売れないを見分けるチャンス。
何をされたら拒絶と感じ、何をされたらウエルカムと感じるのか。
それはお客さんになった自分が、本音で思ったことを
そのまま感じて言語化するところから始まります。
著者はマーケティングのプロですが、本書は
提供側ではなく、お客さんのプロの視点で書かれています。
まずは自分が本音を感じる。
そしてより多くの人の本音を知るには?
それについてはプロの技が圧巻です。
どんなとき人は本音を語りたくなるのか?
それを知ること自体がいいサービスを知ることかもしれません。
著者の商売人への愛を感じます。