この本は、他の税金に関する知識とは全く異なり、税を法律学という枠組みの中からとらえた本である。従って、税金の知識だけを知りたいという方よりも、その税金はなぜそのような仕組みでできているのかという根本を大事にしている本であるためじっくりと味わいたい本である。税の知識という観点からみれば、総論から始まり、所得税、法人税、、資産課税、相続税贈与税、地価税、固定資産税・都市計画税、消費税、国際課税、租税徴収手続法とありとあらゆる分野にわたって述べられている。