作者は、『すなのおしろ』などの絵本や、『ファンタスマゴリア デイズ』といった漫画、『銀河の魚』などの映像作品でも多くのファンをもつ、たむらしげる。ランスロットは、「たむらしげるワールド」でおなじみのロボットだ。
一眼レフデジタルカメラや画像ソフトを使って描かれたイラストは、映像をみているような奥行きがあり、ランスロットが本当に3次元の世界にいるかのような錯覚にとらわれるほど。『ネズミのヒコーキ』を彷彿(ほうふつ)とさせる「ねずみくん」をページから探すのもまた楽しい。子どもだけでなく、大人をもとりこにする「たむらしげるワールド」満開の1冊である。(小山由絵)
忘れんぼのランスロットとおっとりやのパブロくん(ロボットとクマ)がゆるりと「ソーダ池」まで釣りに出掛けるおはなしです。て書いたらすぐ終わっちゃうけど、なんとも・・・やわらかくって・・・いいねぇ・・・。ちょっと独特の絵柄で、すっごくキレイなの。いちど御覧あれ。