スポーツで伸び悩んでいる人に見て欲しいです。
★★★★★
自分はこのシリーズの野球版も読んだのですが、感覚と実際の外見のパフォーマンスのギャップや、股関節の重要性、重力の力を利用する大切さを教えていただきました。
4番を打っている先輩からおそわったっとおりに練習したのに、プロ野球界最高と言われるトレーナーのトレーニング通りにしたのに、何でうまくなれないのかと、10年以上悶々としてきて、楽しみたいのに楽しめない自分がいたのですが、この本を読んで迷いがかなり晴れました。
スポーツトレーニングの分野はまだまだ未知の部分が多いのだと強く思わされました。
実践して半年以上経ちましたが、チームの友人は「動きが格段に良くなった」と驚いていましたし、自分自身キャッチボール相手を敬遠されるぐらいノーコンだったのですが、狙ったところにボールが投げられたり、10年以上狙ってできなかった流し方向への長打も打てるようになりました。
理屈やらで賛否両論があるようですが、まずは節目節目ででてくる「やってみよう」といわれたことを納得いくまでやってみてください。
著者の方も言っていますが、理解できるまで読み、実践してみてください。
シリーズものとしては野球やサッカー、剣道などで更に掘り下げて書いているので、本気でうまくなりたいと思っている人にはおすすめです。
新たな発見が多い
★★★★☆
内容は非常に興味深く、今まで気にしていなかった体のつくりを教えられます。
ただ少し、表現方法が退屈で飽きるので、少しずつ読むか、気になる箇所だけ読むと
良いでしょう。
感覚としては良いのですが
★★★☆☆
二軸感覚と著者の方も言われているように、「感覚論」として読むなら、言わんとしてることはよく分かる部分もたくさんあります。そういう意味では良い本といえなくもありません。
ただ、京大のバイオメカニクスの教授という肩書の人が「感覚」で動きを語るのはどうでしょうか?京大の教授が書いたとなれば、読者は「学問的に正しい記述」だと信じて疑わずに読むでしょう。
高校物理のレベルでわかりますが、力学的には正しくない内容が多いです。
理系の人がまともに読もうとするとひっかかるところが多くて読み進めるのが大変です。そのあたりがずいぶんと突っ込まれているようですが、「感覚論」なんだなと思ってよめばなかなか面白いところもある本だと思います。
二軸って何なんだろう???
★☆☆☆☆
二軸理論って話題だ。「○×なら知っておきたいからだのこと」という題の本がはやっていて、愛読しました。でも、「これって本当にいいの?」というのが、トレーニング科学という雑誌で紙上討論されました。おもしろいと思って注目したけど、ちゃんと分析している研究者が思いっきり「二軸は変だ」っていっているのに、二軸グループの先生方は誰もでてこれない。二軸の先生たちは、何冊も本書くくらいなんだから、ちゃんと反論してほしかったなぁ。なんか、なさけなくない・・二軸の先生たち。・・・突然さめて、二軸はうさんくさいって思っちゃいました。
二軸理論って本当にいいの?
★☆☆☆☆
二軸理論には科学的エビデンスがない・・というレビューがアマゾンに載っていましたが、今度、トレーニング科学会という学会の機関誌「トレーニング科学」で、二軸理論提唱者の京都大学の小田伸午さんを対象に誌上ディベートが企画されました。その討論では、科学と技術・客観と主観といったことが議論されるそうです。小田さんの科学者との討論を楽しみです。二軸理論の良い点・問題点が明らかにされると思われるからです。