一枚の絵葉書から・・・
★★★★★
友人から貰った一枚の絵葉書には小さな島が、とっても綺麗で一目で惚れました。
それが、Jeep島!!
いつかは行ってみたいなぁ〜と思って瞬間。
行動を起こさないと始まらない…と、もう一人の自分が嗾ける。
なにか分からない勢いを背中で感じつつも即日予約を入れてました。
実際に行ってみると想像を遥かに超えた島でした。
言葉では言い表せない。物凄く綺麗な海に、天の川がしっかり見える満天の星空、
潜れば人懐っこいイルカなど最高の思い出。
なにもない中で、何かを忘れかけていた自分を取り戻すことが自然に
出来て一生忘れられない時間を過ごす事が出来ました。
そんな思い出を思い起こせてくれた本です。なんだか感謝!!
青の綺麗さに感激
★★★★☆
絵本や小説に出てきそうなくらい小さな無人島の本。
私も実はジープ島に行った事がある。
そこは本当に小さくて海がきれいな島。
泳ぐのも海も怖かった私がジープの海では素潜りが出来るように。
夜は満天の星空の下で寝て、天の川を見て、月明かりなんかまぶしいくらい。
southingの青の綺麗さに、そうそう、こんな感じだったな〜と、うっとりしたり笑ったりして見ました。
文と写真の組み合わせが最高。
イルカ、スコール、夕景、星、笑顔、すっごい生き生きした写真に
普段は忘れてしまっているけど、ハッとさせられるような事が書いてあったりする。
毎日猛スピードで過ぎて行くけど、southingはちょっとゆっくりした気持ちにさせてくれる。
ちょっと疲れた時に読みたい本。
魅惑の青色−写真の質、量ともに大満足
★★★★★
自分の知る世界だけがすべてではない。日本で長く暮らしていると、これほどシンプルな事実さえ頭をよぎらなくなる。多くの人との出会いがあっても、真の接点がない生活の連続に、気づかないうちにも、疲れが蓄積していく。気づかないことが一番怖いのだ。
この本にぎっしりと詰まった写真に目をやると、にわかに心がほぐれてくる。ダイバーと戯れる幻想的でさえあるイルカの群れ。水の色は蒼く濃い。島を全方向から囲む、突き抜けるようで開放的な空の青さとは違い、ゆっくりと心に浸み込んでくるような蒼さだ。無条件に優しいイルカとの遭遇−もちろん、写真の中に見える、人ごとなのだが、癒しが伝わってくる。
本書は写真がメインだと思う。イルカ伝説や海賊、ダイビング、無人島生活の話など、非常に興味深いエッセイがいくつも収められているが、それ以上に宮地氏の写真から伝わってくるものが大きい。屈託ない周辺島民の笑顔、ヤシの木がシルエットとなる魅惑的な月夜の情景、そして光輝いく珊瑚の海など、心を開放してくれる写真が多く収められている。
少しペースを緩めて、遠くを眺めてみたいという方にお薦めの一冊だ。