題名に偽りなし。3分でわかるかどうかは別にして、今まで読んだ「ロジカルシンキング」の本で、最も分かりやすかった。「ロジカルシンキングの基本」とあるように、論理思考のすべてをこの本で学ぶわけにはいかないけれど、そのエッセンスを学ぶには最適な本だと思う。
さらに勉強を進めるには、巻末の「ロジカル・シンキングを磨く20冊」というリストを参考にしていくのがいいと思うが、それらの本を読む前に、この一冊を読んで基礎的な知識をつけておくのがオススメ。自分も、まずこの本を読んでおけば、もっと他の本の理解も深まったと思う。

ただ、決してこの本の内容が浅いというわけではない。むしろ、とっつきにくいロジカルシンキングの考え方や使い方を、実例を挙げて分かりやすく説明してくれているのだ。難しいことを分かりやすく書くのが一番難しいことだと思うが、著者はそれに成功している。
また、記述に変なクセもなく、いわゆるフレームワークやツールについても満遍なく取り上げているので、この本を読んで、実践を心がけるだけでも、現場における問題解決能力は確実に向上すると思う。

若いビジネスパーソン必読の書だと思います。

さまざまなビジネスシーンにおいて、どのように
ロジカル・シンキングが役に立つのかを、具体例を
用いて、わかりやすく解説しています。

ロジカル・シンキング入門書としては、かなりおすすめです。

一度ですべてマスターするには難しいかと思いますので、
何度も繰り返し読んで、自分のものにしていこうと思います。

掘り出しものです。
ロジカルシンキングを難しく解説した本は沢山ありますが、
本書は本当に平易です。
フレームワークの解説とビジネスの作法がコンパクトにまとまっています。
Part1からPart4までの構成が実践的です。
「ロジカルとは」について、
それぞれ「考える」-「表現する」-「鍛える」-「実践する」とまとまって、
論旨が展開していきます。
フレームワークの基本的な理解をするには、
本書で十分だと感じました。
振り返り、復習というような使い方がお勧めです。

ロジカルシンキングについて、勉強しようとしている初心者の方が
この書籍を通じて感覚的にロジカルシンキングをつかむのにはいいかも知れません。

しかし、他の書籍などでロジカルシンキングを勉強された方には平易に書かれすぎているので
フラストレーションを感じるかも知れません。
例示などが簡単すぎるので、仕事への適用には更なる勉強が必要と感じます。

ある人から紹介されて買いましたが、入門書として良書です。
一項目3分で読めるように構成されており、理解しやすい構成になっています。
それなりの方が読むと物足りないでしょうが、こういうことに疎い人には、最初に
読むには非常に有効な本です。

そもそも、日本の国語教育は、文学に偏りすぎていて、論理構成にかんする重要性を
まったく取り落としています。社会人になっても、まともな報告、議事録が書ける人が
非常に少なく、この辺は問題が大きいと思われます。

社会人になって、自分で学んでいくしかなく、そのためにも最初の一歩として、
自信を持ってお勧めできる１冊です。