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3分でわかる問題解決の基本

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 日本実業出版社
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問題解決で必要な要素が網羅されているのに、簡単に読める! ★★★★★
この本の良い点は2点。

1、問題の定義の重要性を最初に解説してくれている
2、解決策をアクションにつなげるにはどうしたらよいか、いろいろ手法を紹介してくれている


多くのビジネスマンは、問題を定義することなく、いきなり解決策を考え始める。
それが間違いの始まりであって、「まず問題を定義することが大事ですよ」と筆者は主張する。
まさにそのとおりであって、問題を定義しないから、各自バラバラな議論をして、問題に対応していない解決策を出す。これでは問題解決はできない。

また、解決策を出しても、実行しなければ、何の価値も生まれない。だから、アクションにつなげるにはどうしたらよいのかという視点は非常に重要だ。

この2点を、シンプルにわかりやすく筆者は説明してくれる。

社会人になって間もない人、問題解決をどうしたらよいかわからない人が、真っ先に手にとるべき本だといえる。

問題解決に関する全体像を手っ取り早く掴みたい人のために。 ★★★★★
問題解決に関する本は数多くあるが、この本は問題解決に関する全体像を手っ取り早く俯瞰するための入門書として最適だと思う。

この本は問題解決に関わるステップを四つのパートに分けて書いている。目次より、それぞれ以下の項目である。


Part1 問題を正しく捉える10のコツ

Part2 問題の本当の原因を見つける10のコツ

Part3正しく問題を分析し、意思決定につなげる9のコツ

Part4 解決アイデアを広げ、実行につなげる9のコツ


それぞれのpartの細かい”コツ”自体は、一度は聞いたことのあるような話であり、それぞれについて細かく書かれている本は多い。ただ、問題の発見から解決に至る流れにそって全体を簡潔に説明している本は少ない。

また、それぞれの説明で使われている例え話も、著者の経験に基づいて分かりやすく短くまとめられており、理解を助ける。

題名の「3分でわかる」は1項目あたりの理解の目安であり、38項目あるので計114分かかる計算になる。それでもこれだけの情報量をこの時間で理解出来るのであれば、コストパフォーマンスも良いのではないだろうか。
読み易く頭に入ってくる上に、奥が深い、お薦めの一冊。リファレンスとしても価値あり ★★★★★
どんどん読み続けたくなるおもしろい一冊です。

著者が本書で目的としている、効率的に問題解決のエッセンスを身につけることが可能なように、全体を俯瞰できること、そして問題解決の前段階・後段階に分けて、問題を正しく捉えるコツと問題を分析して意思決定し、実行につなげるコツについて丁寧に解説されています。

原因分析手法としてのロジックツリーによる問題の分解、コーザリティ分析による因果関係の洗い出しから、意思決定につなげるための3C分析、パレート分析、パイプライン分析、シェア分析などについて、わかり易い説明により理解することができます。そして解決アイデアを広げて実行につなげるための、プロコンチャート、JAH法、マンダラート、ガントチャートなどについても説明されています。

問題解決に関連するデータ・情報といった言葉の定義から、問題解決の技法とノウハウがきれいに整理されており、かつ著者の経験に裏付けされた説得力と納得感のある事例も親しみやすく、より理解をサポートしてくれます。

問題解決のエッセンスというテーマについてまとめられている上に、私たちの身近なところにある興味深い事例をところどころに盛り込んでいるため、読んでいて広がりのある内容となっています。

「答えのない問題の答えを出す力」は、現代社会を生きる私たちのキーと言えるのではないでしょうか。そのような観点からも、本書を通して、私たちの普段の生活で直面する問題解決全般についても考えさせられる内容となっています。ビジネスパーソンをはじめ、学生さん、主婦・主夫の方まで、年齢を問わず、広く読んでいただける一冊であると思います。

歯切れのいい文章で読みやすく、通読後にはリファレンスとして手元においておきたい一冊です。
全体を俯瞰して網羅性がある入門書にしました。 ★★★★★
著者です。

この本は、世の中に存在する「問題解決」の技法・ノウハウをぎゅっと一冊に凝縮してみました。
「ロジックツリー」「分析」といったロジカルシンキングの定番の部分だけではなく、その前段階と後段階もカバーしています。

前段階とは、そもそも問題とはなにか?問題発見・問題を正しく捉えるといった部分。そして、「どうやってラテラルシンキングやコンテキスト思考を使い別の視点を出していくか?」
後段階とは、「解決策の優先順位付けや、実行マネジメント」といった部分です。
このように、問題解決にまつわる広い範囲を解説しています。

それぞれの部分にフォーカスした本は世の中に結構あると思いいます。
ロジックツリー本や、問題発見方法本、プロジェクトマネジメント本、分析手法やフレームワーク本、それぞれ良書があります。しかしながら、問題解決というのは、発見から実行まで一気通貫して実行できないとダメなんですよね。そのためには、それらを俯瞰して、全体像をつかんでもらうことだ大事だと思っています。そのような入門書が無かったので本書を執筆しました。

すでに、それぞれの良書を読まれているかたにとっても、全体像を俯瞰するという意味で、一度目を通していただいて得るものがあるように書いたつもりです。

また、ひとつづつがトピックで3分程度でよめるような構成にしていますので、仮に部分だけ読んでも有用なスキルが身につくようなものにしてあります。通読後も、リファレンスとして手元においておいていただけると思います。
問題解決プロセス全体を網羅した良書だと思います ★★★★★
『3分でわかるロジカル・シンキングの基本』に引き続いて、同じ著者の最新刊を読んでみた。
どうしてこの著者の本は、こんなに分かりやすいのだろう。
ちょっと取っ付きにくい問題解決手法についての基礎的な知識を、題名のとおり、非常に理解しやすく記述されている。
その分かりやすさは、本文を読まなくても目次を読んでもよく分かる。
問題解決を、問題の発見、原因追及、調査・分析、解決策の実行の読んフェーズに分け、それぞれのコツについて説明しているが、この構成自体が非常にいい。
世の中には問題解決技法に関する書籍はたくさんあるが、どれも原因追及のツール、分析のためのフレームワークといった各フェーズの説明に終始してしまって、この本のように問題解決のプロセス自体を概観するものがあまりない。その点が、他の書籍と一線を画する所だ。

特にいいのは、解決策の実行について書かれているPart4。いくら、問題を発見し、調査・分析をきちんとしても、それだけでは解決しない。この最後の解決案の実行こそが、実は一番難しいとろこだが、他の本ではあまり書かれていない。また、解決案の策定や計画だけでなく、さらにはプロジェクトマネジメントに触れているところは、実践的だ。
問題解決の実行も一つのプロジェクトとして考えれば当然なんだけど、実はそういう視点が欠けているのが実情。
現役コンサルタントの経験から、実例も踏まえつつ、問題解決のプロセス全体をもれなく解説した良書だと思う。