由由さんの著書はほとんど読んでます。
しかし、本書が一番由由さんの気持ちが届く本のような気がします。
やはり、Mrs.Patのことが書かれているからだと思います。

ファンにとってはただの写真集ではないです。

　二十年前に、王 由由さんを知り、Twiceを知りました。ショップを訪ねて優しい雑貨に囲まれながら、由由さんとお話ししたこともありました。エッセイは必ず読んでいましたから、この本をいつの間にか泣きながら、｢イギリスにたくさんのありがとう」というタイトルだけれど本当は「Mrs. Pat Scott にたくさんのありがとう」という気持ちなのでしょうね、と感じながら読みました。あとがきには、やはりその通りのことが書かれていました。
　それでも哀しみを必死で抑え、いつものようにイギリスの魅力をたっぷりと見せたいという姿勢は、今までと変わりません。カラー写真満載で、イギリスのおいしさ、優雅さ、ドネーション（寄付、基金）が整っていること、偶然に招待されたカントリーウェディング、犬好きなお国柄、等を明るく紹介しています。最後の Mrs.Pat と由由さんと並んで歩く後ろの写真は、とても美しく印象的で、十年以上のお二人の歴史を物語っているかのようです。これからもイギリスを訪ねて、美しい写真と暖かいエピソードを本にしてくださることを願っています。

王由由さんの優しい文章と素敵なイギリスのお話が大好きで、
毎回、本の発売を楽しみにしています。今回は、由由さんが
実際にイギリスでご覧になっていらっしゃる風景やインテリア、
ショップめぐりなどのお写真がたくさん紹介されていて、
実際に自分がイギリスに行って、体験しているような感覚でした。
　最後に、いつもイギリス滞在のお話に登場されるMrs.Patとの
お別れのお話を拝見して、気持ちを文章に書き表すのは
難しいのですが、胸が熱くなり、声を出して泣いてしまいました。
私が実際にお会いした訳ではないのに、由由さんの文章から
人と関わることの素晴らしさ、優しさ、人間として、
一人の女性としてどう生きるのか、強さとは・・・
毎日を丁寧に大切に過ごして、人とたくさん思い出を作る事など
色んなことを考えさせられ、勉強になりました。
”本当に大切なものは決して失われることはないのよ”という
メッセージ・・・。私も愛する人たちに、失われない、大切なものを
たくさん残して行きたいと思います。
本当にありがとう！！