会津藩、長州藩などグループ別に主要人物が載っていて、それぞれに、生没日、通称、幼名、俳号、変名などが明記されています。さらに、主義(尊王、攘夷、佐幕など)、肩書(薩摩藩主、大老など)、特記事項(剣の流派、修めた学問など)、死因(暗殺、自害病死など)が色別に記載されています。それぞれの人物に関する説明文もついていますが、これは、1人に割けるスペースがそんなに無い事もあってか、簡単なものとなっています。その分、顔写真、肖像画は、かなり大きく載っています。
幕末小説を読んだ後に、この本で気になった人物の顔を確認してみるといった楽しみ!方はどうでしょうか?私は、司馬遼太郎の「峠」を読み終えたばかりだったのですが、主人公、河合継之介の顔をこの本で初めて知りました。(想像していた顔とは、だいぶ違っていて驚きました。。。)志士達だけでなく、天璋院、大浦慶などの女性や、千葉周作、上野彦馬など剣術家、技術者や、アーネスト・サトウ、グラバーなどの外国人も載っています。