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表紙:横山健 × 生形真一
■Special Talk Session
横山健 × 生形真一
日本屈指のロック・ギタリストが貫き続ける己の流儀。
■特集
日本の爆音40年史 1977-2018 極東パンク・ロック狂奏録。
独自の進化を遂げた日本のパンクには、
エレキ・ギターの本質が全部詰まっている。
70年代中期、英米で勃興したパンク・ムーブメント。その大きな潮流は極東の島国・日本にも流れ着き、独自の進化を遂げていった。アメリカにもイギリスにもないオリジナルなサウンドを、強い反骨心とともにかき鳴らしたのだ。アナーキー、ザ・スターリン、"東京ロッカーズ"と称されるバンドたちやINUなどの関西勢、福岡で発生した"めんたいロック"の面々がしのぎを削った黎明期。より激しさを求めたハードコア・パンクと、力強い歌を押し出したTHE BLUE HEARTSらビート・パンク勢が出現した80年代。そしてメイン・ストリームへ食い込み、多くのキッズに力を与えたメロディック・ハードコアの90年代以降......。誇るべき彼らパンクスのサウンドには、すべからくエレキ・ギターの歪んだ音が爆音で鳴り響いている。それは一体なぜか?と問われたら、答えは簡単だ。ギターという楽器は、"感情の解放"に呼応するこれ以上ない道具だから。そして技巧ではなく、魂で聴衆を揺さぶることができるからだ。これはパンクの本分であり、同時に、エレキ・ギターという楽器の本質である。近年、もうギターの時代は終わりか? などという声が囁かれ、その存在が問われつつある今、もしかしたら"パンク"という愛すべき音楽の中にひとつの答えがあるかもしれない。だから編集部は、本特集を企画した。今回はここ日本におけるパンク・シーンにぎゅっとフォーカスし、偉大なるミュージシャンたちの足跡をたどってみよう。始まりは、1977年。40年におよぶジャパニーズ・パンク・ロックの、狂奏の記録である。
◎写真家・生井秀樹がとらえた激情の記憶
◎SPECIAL INTERVIEW 鮎川誠(シーナ&ロケッツ)
◎第1章 1977-1981 パンク・ムーブメント勃発!
◎第2章 1982-1989 ビート・パンクとハードコア
◎第3章 1990-2018 パンクはメイン・ストリームへ
◎コラム:パンク映画監督、石井岳龍と『爆裂都市 BURST CITY』
◎コラム:あの頃、誰もがあこがれた旧新宿LOFT回顧録
●The Instruments
P.A.F. ギブソンが生んだハムバッカーの原点
■Featured Guitarist
劇伴新時代の開拓者
追悼・井上堯之 1941-2018
■INTERVIEW & GEAR
◎菅原卓郎×滝 善充×伊東真一×為川裕也
◎おとぎ話
■INTERVIEW
◎MUCC
◎Sawagi
◎Struggle For Pride
◎富山浩嗣(DRINKIN' HOPPYS)×吾妻光良
■PICKUP
◎ 注目のマーシャル Originシリーズ最速レポート!
◎フェンダー×BiSHのスペシャル・コラボ・ギターが誕生!
◎Line 6 Powercab 112 Plus × 鈴木健治
■New Products Review
◎FENDER/PLAYER JAGUAR
◎GIBSON CUSTOM/LES PAUL CUSTOM W/MAPLE NECK EBONY GH M2M
◎STERLING BY MUSICMAN/STV60 VBL
◎BILT GUITARS/RELEVATOR LS
◎RUOKANGAS GUITARS/DUKE ARTISAN
◎VOX/MVX 150C1
◎WALRUS AUDIO/LUMINARY V2
■新連載
◎AROMA ペンティング・アーティストのNOVOLが描く黒汁ギタリストたちの強烈な芳香。
vol.1 TWANG!
■連載
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎Opening Act リーガルリリー
◎ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
◎ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ