やっと日本盤が発売されて嬉しい。
★★★★☆
1994年のバンドをバックにしたジャクソンのスタジオ・ライヴ(画質、音質良好)を中心に、曲間や曲の途中に写真や動画を挿入し、彼自身、D.ヘンリー、B.レイットへのインタビュー、D.リンドレーとの対談等を交え、彼のデビュー前から94年当時までの軌跡を辿る。約90分の収録時間で23曲も披露し、上記インタビューや彼の仕事場案内等が加わるから、フルに視聴できる曲はクロスビー&ナッシュ、D.リンドレーと共演するM16、当時のバンドにリンドレーのフィドルやV.カーター等の女性ヴォーカルが加わるM22ぐらい。それでも断片的な映像だがM6は74年のイーグルスとの共演、M7は彼とリンドレー2人だけのホテルの部屋での演奏。その他W.ワクテルがギターで参加しているNo Nukesコンサート(日本語資料、字幕がついてやっとわかった)の映像等、お宝満載。
私が高く評価する94年頃の彼のサウンドをフルに堪能したい人には、当時の最新盤アイム・アライヴかベスト・オブ・ライヴがお薦め。
本人の飾らぬ素顔に親しめる。言葉を大切にするアーティストであるだけに、日本語字幕で細部もわかるのが嬉しい。