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UFOとポストモダン (平凡社新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 平凡社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:木原善彦/著 出版社名:平凡社 シリーズ名:平凡社新書 309 発行年月:2006年02月 関連キーワード:ユ-フオ- ト ポストモダン ヘイボンシヤ シンシヨ 309 ゆ-ふお- と ぽすともだん へいぼんしや しんしよ 309、 ヘイボンシヤ ヘイボンシヤ 7600 へいぼんしや へいぼんしや 7600、 ヘイボンシヤ ヘイボンシヤ 7600 へいぼんしや へいぼんしや 7600 UFO(空飛ぶ円盤)と宇宙人についてのおびただしい言説。そこから、アメリカ社会=現代社会の論理が浮かび上がる。たとえば、初期の宇宙人は優れた科学を持つ金髪の白人だったが、灰色の肌をした吊り上がった目の邪悪なものへと姿を変え、ポストモダンの時代には節足動物や昆虫になってしまった。これはいったい何を意味しているのだろうか?UFO神話、政府陰謀説を丁寧に読み解き、エイリアンと人類の未来を予測する。 第1章 UFO神話の誕生と変遷(誤伝としての
良いところが全然ない ★☆☆☆☆
 あとがきに「(本書は)『UFO研究』ではなく、『UFO神話研究』」とある(p201)。しかし、その「神話」という言葉が何を意味しているのか、よく分からない。
 カバー見返しに「初期の宇宙人は優れた科学を持つ金髪の白人だったが、灰色の肌をした吊り上がった目の邪悪なものへと姿を変え、ポストモダンの時代には節足動物や昆虫になってしまった」とあって、本文にもそういうことが書かれているが、この議論はUFOに関するフィクション類を体系的に排除しないと明らかに全く全然成り立たない。
 著者が「UFO神話」と呼ぶものを構成するテクスト群は、UFOの実在をめぐるあれこれの報道や著作らしいのだが、しかしこのテクスト群はどのようにして限定されるのだろうか? しかもそこに夥しい捏造や歪曲が混入していることは著者も認めていることで、そうするとフィクションとの境界付けをどのように考えるのだろうか?
 要するに著者は「神話研究」を謳いながら方法論的に極めて粗雑かつナイーヴで、恣意的な素材に基づいて尤もらしい与太話を飛ばしていると言われても仕方がない。UFOなんてネタでしかないくせに、文章がソコソコ上手で語り口が学問っぽいから、なおさらタチが悪い。
 あとがきに麗々しく、「本書の一部は文部科学省科学研究費補助金若手研究(B)課題番号14710332(平成14−16年度)『二十世紀後半における自然科学研究の動向と英米ポストモダン小説との関係』に関する研究の成果です」(p202)とあるが、こんな御研究に補助金出したヤツには事業仕分けだッ!(民主党チョー劣勢の報道を横目にしつつ……)
読むのは時間の無駄 ★☆☆☆☆
「真実はどうであったか?」ということは全く検討もしていない。
机上で検討し、自説に都合のよい事項を是とする手法そのものである。
こういう言説を読むといつも思い出すのが、昔の学者が(不正確ですが)「時速40km/h以上の速度で走ると人は呼吸ができなくなる」という説。
研究室で机上の空論を展開するばかりで、事実を一顧だにしない、大変空しい学問的手法を踏襲する研究者である。
懐疑派の為のUFO入門 ★★★★☆
現代までの主なUFO事件の変遷を辿りながら、
その時代背景を探る。

原爆による科学技術への幻滅がUFO信仰を生ん
だ、ウォーターゲート事件などの政府や企業の陰
謀に端を発するインプラント騒ぎなどUFOを信
じない人にとっても興味深い内容になっている。

ただ95年以降UFO伝説がマイナスイオンや環
境ホルモンに化けたという理論には首を捻らざる
を得ない。UFOの恐怖をテロなどの現実の恐怖
が追い越した、という理論は分かるのだが。

他にも難解な部分があるが雑学としてざっと読む
分には良く纏った本である。
理論には何でも当てはめられる ★☆☆☆☆
学者さんは理論が好きですが、理論というものは当てはめようと思えば当てはまってしまうものです。理論に都合のよい解釈だけをしていけばいいのですから。NASAが発表した鮮明な青い空の火星の写真が間違えで、後で発表したぼやけた赤い空の写真が本物だと断言する根拠は何なのだろう?と思ってしまいます。最近のNASAの発表でも、明らかに色を補正したとしか思えない証拠が見つかっています。UFOや宇宙人を何でも信じる人も確かにトンデモ系だと思いますが、理性だけで冷笑的に見てしまうのもどうかなと思います。またアダムスキーに関する情報が、否定派の説を鵜呑みにしているようです。「チベットの高貴な騎士団というカルト集団」と筆者が述べているのは、彼がラジオ等で教えていた哲学のロイヤル・オーダー・オブ・チベットという英語名を訳したのだとしたら誤訳だと思いますが、宗教でカモフラージュしてワイン製造をしていたというのは、アダムスキー「本人」がジョークで言っていたことです。否定派が揚げ足をとってあたかも事実であるかのように述べていたことです。このように、自己の主張や理論に合うものだけを選んでいけば、それを裏付けるような言葉は簡単に見つかるものです。
UFOの次には「環境ホルモン」? では「ネッシー」の次には? ★★★☆☆
ものすごく完結にまとめてあることは評価するが、ネットを散見するかぎり評価が高すぎるのではないか。カーティス・ピーブルズの「人類はなぜUFOと遭遇するのか」を読んでから本書を読めば、多少評価が変わるのではないかと思う。
それと本書では、ほとんど過去のものになってしまったUFO神話の次に来たものが「環境ホルモン」や「スカイフィッシュ」だということになっているが、それならば「ネッシー」や「雪男」などの、同じように古くなってしまった一種の都市伝説の後にも同じものが来ているということなのか? もちろん分量の問題もあってそこまで触れられていないのだろうが、ポストモダンを扱った書籍の場合、読者側の「じゃああれはどうなの? これはどうなの?」という素朴な疑問に明確に答えられないかぎり、「理屈と膏薬はどこにでもつく」で片づけられてしまう危険性が大いにある。