遠き潮騒 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
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深川で干鰯〆粕(ほしかしめかす)問屋の大店・下総屋の主が刺殺された。玄人の仕業を疑った北町奉行所同心・渋井鬼三次は、聞き込みから賊は銚子湊(ちょうしみなと)の者と睨み急行する。同じ頃、“算盤(そろばん)侍”唐木市兵衛は返弥陀ノ介の供で下総・八日市場を目指していた。3年半前に失踪した弥陀ノ介の友が目撃されたのだ。当時、銚子湊では幕領米の抜け荷が噂され、役人だった友は忽然と姿を消していた……。ますます快調のベストセラー・シリーズ「風の市兵衛」、圧倒の第19弾!