ビストロやバルといった飲食店やデパートの専門店などで見かける、欧米のハム＆ソーセージ類。
年々輸入される種類が増え、チーズのように食べ比べも楽しめるようになりましたが、製品ごとの味や製法などの違いは、まだあまり知られていません。
本書はドイツ・フランス・イタリア・スペインをはじめとするヨーロッパと、世界各国のハム＆ソーセージ類を図鑑形式で180品以上掲載。
製法や原料、味などを詳細に解説するとともに、おいしい食べ方も紹介しています。
ワインやコンフィチュールとのマリアージュや、よく合う手作りソース、ソーセージの上手な加熱方法なども網羅。
飲食業のプロも納得の内容です。

●Chapter1 ハム・ソーセージの基礎知識 - ハム・ソーセージのいろは / 加工技術を知る / 原料の肉で味が決まる / 部位肉の名称と用途 / 主要な豚の品種と三元交配 / 肉質を左右する飼料・飼育環境 / 日本の銘柄豚 / 食肉文化を育んだ風土と歴史 / 品質向上と維持を図るDOPとIGP ほか
●Chapter2 世界のハム＆ソーセージ図鑑 – ドイツ（ローシュナイダーシンケン、ヌスシンケン、フライシュヴルスト、フランクフルター・ヴュルストヒェン ほか67品） / フランス（ジャンボン・ド・バイヨンヌ、ジャンボン・ド・パリ、ブーダン、アンドゥイエット ほか13品） / イタリア（プロシュート・ディ・パルマ、プロシュート・ディ・チンタセネーゼ、モルタデッラ、ザンポーネ ほか24品） / スペイン（ハモン・セラーノ、ハモン・イベリコ、サルチチョン、ロモ・エンブチャード ほか5品）/ イギリス（ヨーク・ハム、ウィルトシャー・ハム、ガモン、ブラック・プディング ほか11品） / そのほかの国（ジャンボン・ダルデンヌ、クラカウアー、カナディアン・ベーコン、サイクロック ほか28品） / 特殊製品（アイスバイン、オックセンツンゲン、リエット、ハギス ほか9品） / 日本（ハム類、ベーコン類、ソーセージ類、熟成製品、そのほかの食肉加工品） ほか
●Chapter3 シャルキュトリーの楽しみ方 – シャルキュトリーのおいしい世界へようこそ / 生ハムの楽しみ方 / シャルキュトリーを盛り合わせる / コンフィチュールとの組み合わせ / 手作りのもてなしソース / ワインとのマリアージュ / ソーセージの基本の加熱法 / 定番の付け合わせ
●用語辞典、INDEX