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発酵食がくれた魔法の翼 (夢叶舎)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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---本文から抜粋---
 私がこの本を出すのには、理由があります。

 私自身が発酵食ベースの食事スタイルをすることで、とにかく心も体もいきいきと大変身! 健康になりつつ、自分を愛せて、周りからも愛されて、人生がプラスにぐんぐん広がっていきました。

 発酵食は私に魔法の翼をくれました。そして、今、この魔法にかかる人たちがどんどん増えています。その魔法をあなたにも知ってもらいたいからです。



 私自身がその魔法を知る前は、自分が大嫌いで、とても苦しく思い通りにならない人生でした。その私がどうやってその魔法にかかり、変わることができたのか、私の性格や体の話からさせてください。



 私は幼いときから快活で、活動的だけれどすぐに熱を出しダウンする体でした。そして明るく社交的だけれど傷つきやすく繊細な心、とにかく両極でアンバランス。



 そして小学生の時には腎臓病で長期入院、10代中頃からアトピー性皮膚炎が悪化、20代前半には摂食障害……と、身体にトラブルのなかった時はないのでは? と思えるくらいに病気のオンパレードでした。



 とくに摂食障害に陥った数年は、精神的にひどく落ち込みました。大人になればやりたい仕事をして自分らしく生きるんだ、と夢見ていたのに食べ物に振り回され、仕事はおろか、朝起きることが不安で、家の外に買い物で出ることさえできなかったのです。そんな自分に落ち込み、責め、自分を信じることができず、暗闇の中にうずくまるような苦しい日々でした。



 心身共に真面目すぎて、弱い自分と葛藤し模索するなかで、食べ物で心も体も健康にするという食養生の考え方と出会います。

 心と身体を根底から作り変えたい、これなら変えられるかもしれない、そう直感的に感じて、野菜と穀物中心の料理を作り食べ始めました。

 もともと物作りと美味しい食べ物が大好きだったので、限定される食材で美味しさと楽しさを表現できることが面白くて、どんどん熱中し、ついには、「この料理を多くの人に食べてほしい!」との思いで、たった一人で、お店を始めていました。



 しかし、お店は始められたものの、思いもつかない困難なことの連続で朝から晩まで休みなく働き詰めでした。食べてもらう喜びや自分らしさを認めてもらえる喜びだけでは身体がやっぱりついていかず。

「生まれつき丈夫でなければ、限界があるよなぁ」

「野菜や穀物だけで身体を丈夫にするのは、無理があるかなぁ」

「もっと料理をしたいし、もっと頑張りたいけど、自分の弱さを知って諦めることも必要かなぁ」

とまた悩みました。



 そんな時、旅行に訪れた大分県で、偶然にも、その後に塩糀ブームを全国に広めることになる塩糀仕掛け人の浅利妙峰さんがいる糀屋本店さんに伺い、塩糀の存在を教えていただきました。

 妙峰さんは日本伝統食の糀を次世代に繋ぎたいという熱い思い、自分のお店だけでなく全国の糀屋さんも共に繁栄することを願い、ふらりと立ち寄っただけの私にまで惜しみなく作り方や料理を教えてくれる大きくて温かさの溢れる人柄。



 こうじ発酵食は栄養分解されて、まるで咀嚼されたような状態で体に入り吸収され、分解された栄養素が新たな栄養や効能を生み、腸内善玉菌を増やして免疫力を上げることで、身体全体の調子を整えて元気にする、という健康効果。こうじと妙峰さんの魅力が醸し出されて、いっきに引き込まれていきました。



 私は食養生の料理が基本で、味噌や甘酒などの日本の麹で作った発酵食は料理によく使用していましたが、当時は一般的に手に入れにくく、簡単に食べにくいことが悩みでもありました。



 それでも発酵食の有益さを知ると、毎日食べないともったいないと思いました。そうだ、塩や砂糖、醤油などの基礎調味料を糀や発酵ベースの物に置き換えて料理をすれば、どんな食べ物からも発酵食が食べられる! 思えばすぐ行動、お店でのお料理の調味料をどんどんと置き換え、私自身も自然に毎日発酵食を食べることにしました。そして、さらにもっとその効果を高める食スタイルを作り、取り入れていきました。



 糀との出会いから10年、この間に40代に入りましたが、体重が8キロ減りました。35℃台だった体温が37℃になりました。中性脂肪や尿酸、コレステロール値は低く、肌には透明感が出て、粘り強くてタフな人と言われるようになりました。



 風邪をひいてもこじらせたり寝込んだりすることはほとんどありません。夜寝る時には「今日も一日よく頑張ったなぁ!」朝目覚めた時には「今日も一日頑張ろう!」と自然に思える自分になっていました。今、自分を信じて迷いなく頑張ることができています。



 この間にはお店を移転し、スタッフの雇用や料理教室も始めました。発酵食がメディアで話題になりお客様が増え、料理以外にも仕事や課題は増えるばかりです。時間がなく時にはコンビニを利用することもありますし、いただき物のお菓子やお付き合いの外食なども増えました。もちろん、日々の生活の中で落ち込むこともあります。

 それでも発酵食ベースの食事スタイルでスッキリした自分をまるで魔法にかかったように取り戻すことできています。



「体に自信が持てない」「食べたい気持ちを我慢できない」「ちゃんとしたいけど忙しくてできない」「自分はこれでいいのかな」同じ悩みと不安を持っていた私でもできた発酵食生活のやり方を書いていきます。

 健康に、周りに愛されて、いきいきと輝き、自由に羽ばたくあなたの体のために活用してもらえることを心から願っています。

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◆目次◆


発酵食がくれた魔法の翼

どうして発酵食は魔法なの?

何よりも嬉しい心にかかった魔法

脳に魔法をかけましょう

これさえあれば!幸せ腸になれる

これさえあれば!4つの常備発酵食

甘糀(甘酒)ヨーグルト(保持期間10日)

発酵ドレッシング (保持期間2週間)

・キャベツの発酵ドレッシングマリネ(酢キャベツ)

・タマネギの発酵ドレッシングマリネ(酢タマネギ)

・チョップドサラダ風

納豆甘糀(甘酒) (保持期間2週間)

乳酸菌味噌汁(保持期間 約半年)

これさえあれば!で朝ごはん

洋食の朝ごはん

和食の朝ごはん

このレシピで使う発酵調味料について

塩糀

甘糀(甘酒)

醤油糀

発酵食で過ごす1週間の献立

月曜日

切干大根の亜麻仁オイルマリネ

ヨーグルト漬け鶏の茹でハム、塩糀ネギ生姜タレ

火曜日

糀のビビンバ

甘糀西京漬け

水曜日

塩糀きのこのおろし和え

イカの甘糀マリネ

木曜日

蓮根とほうれん草のぽかぽか塩糀スープ

痩せる高野豆腐の酢豚風

金曜日

野菜たっぷり糀冷麺

里芋の酒粕クリームグラタン

土曜日

鯖缶の糀カレー

豚肉と白菜のヨーグルトキムチ鍋

日曜日

糀のスパニッシュオムレツ

おからとヨーグルトの明太タラモサラダ

大好きなお菓子も発酵素材で楽しみたい

塩糀クッキー(約35枚)

甘糀と豆腐の白胡麻アイス

糖質オフの酒粕パウンドケーキ

クリームヨーグルトと甘糀のレアケーキ(18㎝タルト型)

甘いお菓子や揚げ物は食べちゃダメ?

発酵食で太った? に気をつけて

発酵食生活で体が変わった!体験談

最後に

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◆著者プロフィール◆

北村愛

発酵食スペシャリスト

糀と野菜のお料理「花」 オーナーシェフ



 2006年に野菜を主体とした料理店を奈良でオープン。2010年、基礎調味料をほぼすべて発酵食におきかえ料理する現在の店に移転し、料理教室も同時に運営。

現在はベターホーム協会梅田校・難波校などでの発酵食クラス講師、発酵食と健康についての講演など、発酵食スペシャリストとしても活動中です。

「食を通して美味しさと喜び、幸せ、生きる力を届けること。未病予防の情報を発信し社会に役立つこと。共に支え合い共に成長し合うこと」をコンセプトに発酵食を広めています。