ひとことの力―松下幸之助の言葉
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「経営の神様」は部下に何を話してきたのか。
幸之助の晩年に最も寵愛された側近中の側近が明かす、実践的帝王学のすべて。
松下幸之助さんに何度もお会いしたが、本書には私の知らない話もあり、興味深く読んだ。
また実録としても貴重な資料であり、多くの皆さんに推薦したい。【推薦・堺屋太一】
この書は、松下幸之助の生の言葉、話をまとめたものである。晩年の23年間、お読みいただけるとおわかりになると思うが、ほとんど毎日、毎夜、松下との間で交わされた話を、その折々にとったメモと記憶をもとに、ほぼ、ありのままに記述した。ときに、いままで世に出されていない松下の話も出てくる。二人だけの会話であるから、いままで伏せていたものもあるが、もう、松下幸之助も歴史上の人物になったのだから、お許しをいただけるだろう。(中略)本書は、いままで幾多の、いわゆる、 「松下幸之助語録」のように、すなわち、松下幸之助の書籍から、言葉や文章を抽出し書きまとめたものでもなければ、 「また聞き」の言葉を集めたものでもない。直接、松下幸之助が、私に言った言葉、話を、私がまとめたものである。おそらく、本書は、 「読み物」としてだけでなく、松下幸之助の実態を知るための「資料」としても、後世に受け継がれていくものと、確信している。(本書「はじめに」より抜粋)
【主な内容】
1、 心を許して遊ぶな
2、 心のなかで手を合わすように
3、 風の音を聞いて悟る人もおるわな
4、 人生と経営は賭け事ではないで
5、 多くの知恵を借りることが大事や
6、 あとは、わしに任せておけ!
7、 わしの言う通りにやるんやったら、きみは、要らんよ
8、 自主自立の心持ちが、大事やね
9、 きみの声を聞きたい
10、 汗のなかから知恵を出せ
など50項目