IT/ソフト技術2700項目のエッセンスを、TRIZの40の発明原理で学ぶ本です。 ITやソフトに関係して、何らかの改良・開発・問題解決に関わっておられる皆さんのためのアイデアの宝庫です。 世界の特許や技術資料からIT/ソフト技術2700項目を収集し、それらを「アイデアのエッセンス」の観点から整理して、説明しています。 分類整理に使ったのは、TRIZの「40の発明原理」です。例えば、1. 分割 （例: プロジェクトの分割、ネットワークセグメント、モジュラーハードウエア、など)、4. 非対称 (例： コネクタ、非対称圧縮、人間工学的なコンピュータデバイス、など)、10. 先取り作用 (例：　前処理、データの事前ロード、プロトタイピング、など)、などで40あります。 各章に一つの発明原理を説明し、期待される効果と適用するとよい場合を述べた後、その発明原理を使っていると理解されるIT/ソフト技術をグループ化して説明しています。 ひとつ一つの技術について、どんな問題を解決するために、どのようなエッセンスのアイデアを使い、どのように具体化したのかを、分かりやすく説明しています。専門でなくて知らなかったIT/ソフト技術も、その要点/エッセンスがよくわかります。 ハードからソフトまで分野は多様で、技術も日進月歩ですが、それらの技術のエッセンスを学んでいくと、自分の問題でも新しいアイデアを考え出せるようになるのです。 索引では、2700項目の技術をボトムアップに整理して、IT/ソフト技術の階層的体系を作っています。