【2017年4月5日追記】
本書の野球で起こる全288のシチュエーション＆カウント毎の攻撃と守備(主に投球)を知ることは、英語の学習に例えると英文法を学ぶことと同じです。

どんなに単語や発音の能力が高くても文法を知らなければ英語は話せないように、どんなに野球の技術が高くても、本書の内容を知らなくては"本物の"野球選手にはなれません。

特に幼少期から、リトルリーグから野球をやってこなかった人には、本書で「野球脳」を育む必要があります。

英語のネイティブスピーカーは、特に英語の勉強をすることなしに自然に英語を習得しますが、そうでない人、特に日本人は日本語から程遠い仕組みの英文法を習得しなくては英語は話せません。

本書はそんな"非"野球生まれ野球育ちの人が"本物の"野球選手になることに大きな後押しとなります。

もちろん、幼少期から野球をやっていた人にとっても知識のブラッシュアップに大いに役立ちます。

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野球を見ていて、もしくは実際に野球をやっていて、困った経験はありませんか？

例えば、「1アウト2・3塁、3ボール・2ストライク」攻撃側は盗塁を仕掛けてくる？ピッチャーはストライクゾーンにボールを投げるべきか？などです。これが「ノーアウト」のシチュエーションではどうなるのか？「ツーアウト」ではどうなるのか？瞬時に判断をするのは意外と難しいものです。

野球には、ストライクやボールなどのカウントとランナーがどこの塁にいるのかなど、全部で288通りのシチュエーションが存在します。本書は、この288のシチュエーション毎に、どのような攻撃（主に送りバントと盗塁）が展開されるのか、投手はどのような投球を行うのかについて解説しています。

本書は、野球チームに所属していて、今年からキャッチャーを任されることになったが、どのように投手をリードすればいいのかがわからない人。急に監督やコーチに任命されて、実際の試合で選手たちにどのような指示・采配をすればいいのかがわからない人。お子さんの野球チームの観戦に来たのはいいが、選手（お子さん）たちが何をしようとしているのかが全然わからなくて困っているお父さんお母さん。そう、本書は全ての野球にかかわる人に最適の1冊です。

また、改定にあたり、攻撃側が大きくリードされているケースについての解説も少々加えました。