特に癖がない絵で良いと思います

絵に癖があると、その絵の癖が移ってしまう可能性がありますしね

参考になりました

結論を先に、この本は書店で実際に手を取り中身が確認できれば、間違いなく購入しないレベルの内容です。

まず、白紙から人物を描き上げる過程の描写や解説は無く、初心者にオススメできる内容ではありません。
　また載っている絵も、「あたり」の線すらないので、絵を勉強した人が参考・刺激になる部分も皆無。
ポーズ集に多くのページが割かれていますが、具体的な解説は無く、申し訳程度に文章が書かれてるだけです。
カラーのページも無い方がイイと思える程、オマケにもなっていない。

　唯一、「お世辞で」参考になる部分を挙げるとしたら、年齢別の体格比較くらいだろう。

最後に、
一体、誰に向け、誰に読んで欲しくて、この本が作られたのか疑問しか出てこない。

漫画向けとしては、下手でも魅せるキャラがほしいし、アニメ向けならもっと技術的につっこんでほしい。頭身画はルーミスの焼きまわだし、デッサンの具体性ならジャック・ハムのほうが詳しいし。画面構成論なら西澤氏の『リアルなキャラクターを・・・』が充実している。ポーズもどこかのポーズ集からとってきてるみたいだし・・、結局「この本からでないと得られない何か」がまるでない。
たしかに「害」はない本だけど、それしか売りがない。

同シリーズの「リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座」であまりに感動したため、勢いでこれも買ってしまった。もう少し内容を吟味してから買うべきだった。とにかく内容が乏しすぎる。ルーミスの本の中の子供〜大人〜老人の体型別の画を作者が作者の描き方で描いただけ‥と印象。

一番問題なのは、それぞれの絵に普遍的な意味合いがないことだ。その時だけの絵になっていること。そのときはこう描くとして、じゃあ他のときはどうするの？っていう発展性がない。「このときはこうなる、このときはこうなる、それはここがこうなってるからで、だからこんな時はこうなるでしょ」みたいな普遍的メカニズムで説明が出来てないのから、描かれている内容が淡白になってしまっているのだろう・・・。

しかし、絵は素直なので小学生の子供に買い与えるにはちょうどいいかもしれない（同シリーズの「美少女キャラの描き方」よりははるかに良い）。ただ、中学生にはすでに物足りないだろう。中学生に送るならルーミスの「やさしし人物画」、高校生なら西澤晋氏の「リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座」を贈りたい。

現役アニメーターやキャラクターデザイナーの人でも持っている方が何人かいますね。
癖の無く、老若男女を描き比べられます。
漫画を描かれるならもっと良い本があるとは思いますが、アニメーターを目指すなら、こちらの方をオススメします。